映画雑談28.コロナ禍映画館対策まとめ2020

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 まず、2020年の自粛明け、恐る恐る仕事に行くと、既にチケット売り場・ポップコーン売り場・グッズ売り場には既にビニールシート素材のパーテーションが。 

そして、ゴム手袋を着用を、求められました。 チケット売り場・チケットもぎりのフロアスタッフだけ、マスクもしてますが、フェイスガードをと。 あとは、館内の至る処に消毒液がありました。

 最初は、やりにくかった事も、段々と皆、慣れる様にはなりましたが、お客さんも少ない中ですが、スタッフも人数を増やさずに仕事する事になりました。 

学生なんかは学校がリモートに切り替わり、暇ですので、結構、入りたがります。 ただ、社保に入ってるフリーター優先や、学生バイトの103万の壁がありますので、其処を注意してシフトを組んでる社員はいつも通りです。

 ただただ、全スタッフが、こまめに除菌する事は徹底されましたが…1番大変なのは、フロアだなと思いました。 

お客さんが出て行ったら、手すりなど触る箇所は消毒。其処の徹底が増えただけで、いつもより清掃に時間がかかります。 

そして、スタッフの人数が少ない事で、フロアの清掃してる人は、ずっーーーと清掃してる羽目になります。 

 もぎる人(チケット確認する人)とポジション交代しない限り、フロアの清掃の人は何スクリーンもありますが、随時、1.5時間から2時間毎に作品が終わるので、息つく暇もなく、ずっとずっーーーーと清掃してます。 

お客様側には、掃除のゴミ捨ては、お客様ご自身でゴミ箱に運んでもらう事になりました。 今までは、お客様の食べ物のトレイを預かって、分別してました。 それが、無くなりました。

 清掃後は、使ったチリトリとホウキを除菌。まず、チリトリのゴミを捨て、チリトリの中と持ち手の部分を消毒、ホウキも持ち手とホウキの下を消毒。繰り返します。 

 フロアの清掃の時間が空けば、30分に1回はトイレの巡回、清掃。また、スクリーン内の温度や客席の変化を見に30分に1回…出来なくても1時間に1回は見回ってます。 

それが、まぁ、夏になると、映画館内のエアコンが効いてると思われますが、動き回って暑いのと、マスクとフェイスガードで暑い、蒸れる、水分不足になる。

 シフトが、スタッフを削った分、休憩無しで其れは行われる訳ですよ。辛い。

時には、社保加入のフリーター優先にしても、その人達が長時間(6〜8時間)勤務になり、短時間休憩なし学生スタッフもいる訳です。

 スタッフが限られてるので、学生でリモート授業で暇になった人も辛い。バイトの人数の枠が決まってるから、働きたくても働けない。


そんな感じです慣れない数ヶ月が過ぎ、心身共に疲れました。 消毒は大切なこと。それはわかりますが、スタッフを減らしてる分、上映で混まなくても清掃をグルグルしてて目まぐるしかったです。 

特に、2020年、鬼滅の刃で忙しくなった時は、スタッフも増えましたが、辛かった。映画館の従業員は、そうして頑張って来たのです。そしてそれは、今年2021年も変わらずでしょう。 

 社員は、リモートでもなく、むしろ普通に出勤させられ、給与も変わらずなら、バイトは…シフトを減らせれた分、賃金も低い。結構、辛いですね。 そんな中でも、長年仕事してましたので、消毒には意識していつも以上にしましたよ。 

例えば、シネコン(シネマコンプレックス)なら、映画館までビルの清掃員が来るかと思われそうだが、それは無い。 

少なくとも、私の働いていた処は、映画館スタッフが清掃している。 多分、私のバイト先の映画館がシネコンと独立した映画館との間位だったからかもしれない…。 近くにショッピングモールはあるけど、実は独立してる映画館で、微妙な距離なので。

 映画館は、清掃員や警備員を個別に雇ってはいない。(雇ってるところもあるでしょうが。基本、映画館てお金ないイメージ。

“映画館の収入”はほぼ、コンセッションから。食べ物を売る事により、発生する。 チケット代は配給に行くらしいので、チケット高くても安くても映画館は潤わないし配給会社による。)

 なので、映画館の清掃はスタッフに守られてる。 映画館によってはスクリーンに空気清浄機付きなどある処もあるそうだけど。 私の働いてる処はそうではなかった。

 何にせよ、コロナ禍で去年の2020年から除菌の清掃をしてるのは、スタッフだと言う事で、人手も増えず、ボーナスも出ず、そして給与も決して高くない事から、利用されるお客様がたにおいては、清掃に時間がかかって開場が上映10分前過ぎても、焦らさないで欲しいと思ってる。 

 このご時世に、“自分が早く来た”だけに、‘早めに席に着きたい’のも解るが、清掃も出来てないのに、案内する訳にはいかないと思う。

 たまに、フライング気味に1時間前など早く来て、映画館の座る椅子がほぼない(今は感染症対策でロビーのソファー間引きもしてる)処でずっと待ってるかたもいるけど。

 映画館に限らず、観劇したいなら、係の指示に従うべきだと思いますよ。 働いてからとかじゃあ無くね。 安全に過ごす為に、細かい処まで清掃をスタッフに時間をあげて欲しいです。 

何より、観客が一人一人、ポップコーン等溢さず、綺麗に使えば清掃に時間はかからないし、ましてや、‘持ち込み禁止’の映画館に堂々とピザやハンバーグなど汚れも取りにくいもの(映画館内で売ってないものの清掃の仕方が難しくなるだけと思うんだけど)を持ち込んで食べて汚して帰る客は客では無いと思う。ただの迷惑行為。

 過去、私が対応した中に、ハンバーグ、ピザ、ケーキ、パスタ、柿ピー、ピーナッツなどなどありましたよ。 

ピーナッツが記憶に新しいけど、ピーナッツ殻剥いて食べてゴミ全部、床や椅子の間に落としていくのスゴく清掃めんどくさかった。

 と言う事で、施設に迷惑かけない様に、客もするべきだと思いますよ。たかだが、チケット代二千円いかないのに、夢を買って映画見てると思いますが。 

人によっては高いシートや家族の分合わせて5,000円近く落としてるけど、そんな大金でもないのにクレーム言ってる人、よく見かけたけど、クレーム言う位嫌だったら、映画もう見ずに全額払い戻して帰れば良いと思いますよ。 

そんなお客さんの気持ち位は映画館の社員だって察すると思うから、払い戻してくれるのでは? 基本は、払い戻しはダメだけど。

 さて、コロナ禍での映画館の様子をスタッフ側としても伝えましたが、また何か思い出したら、ブログに書きますね。

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