スノーロワイヤル感想・イカす復讐劇!本国では低評価だが?

アクション

レンタルにて鑑賞。

復讐劇とは思えない、カッコ良くも渋い音楽、そして故人を弔う墓標の様なタイトル文字。

 最初、主人公が親子と仲良くも派手目な事はせず、慎ましく生きてきたと判る微笑ましいよなシーンから。 家族、仲良く、除雪作業員の主人公が仕事が終わって帰り、帰り道で会った息子と共に家に着く。 

息子は、その後も出掛けるから、父に車を貸して欲しいと言う。 息子は出掛け、夫婦だけになり、妻は言う。今日は100文字くらいはスピーチね と。 主人公は、除雪作業員で優秀で街に表彰されるほどだった。 打って変わって、急に息子が出掛け先でトラブルに急に巻き込まれる。 亡くなった…と気付く時に何故か、クロス(十字架)の絵文字と名前が出た。 え?なんでだろう?と思う間もなく渋い音楽。

 共に両親が息子の死体を確認に行く。 息子の死因は“麻薬中毒”。そんなはない!と、父は密かに独自に調査。 街の人や警官は優秀な除雪作業員の主人公に同情する。警官に至っては、最後まで、他殺かもと、調べまでする。

 父は一介の除雪作業員であるが、1人1人確実に殺していく。え?殺してしまうの???と、思った。 復讐するには殺すしかなかったのか…と考えるまもなく、1人、また1人と手にかけていた。 

やがて、浮かび上がる麻薬組織。ギャングが絡んでいた。更に、ギャングが犯人を勘違いし、取引先の先住民を殺す。 そう、ギャングと先住民族との抗争にもゴチャゴチャ絡んでくる。 其の内、最終的にギャングの息子も誘拐して…決着!とはなるが、ゴチャゴチャした通り、銃撃戦は人が入り乱れている。

 最後は、人を殺している主人公は最終的にどうなるのか???と、思っていたら!!!バーン!なんて終わりかただ!これで良かったのか?幸せだったか………? 色々、思うところはあるが、冒頭書いた通り、お洒落な復讐劇としか思えない。モダンな音楽。殺したら出るテロップ。此れは、鎮魂歌なのだ。

 アメリカっぽくないなと思ったら、原作はノルウェー‘ファイテング ダディ怒りの除雪車’だった。 邦題まんま直訳でダサいね。アメリカ映画だから、スノーロワイヤルになったのか。

 主人公は‘96時間’で有名なリーアム・ニーソン。96時間で奥さんや娘を救う役でも復讐劇でカッコ良かったが、このスノーロワイヤルでは、結構、歳をとってる渋いお父さんな感じ。

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