2024年夏作品、日本秋公開、サスペンス映画『トラップ』。 2025.7.30サブスク視聴。
『シックス・センス』『ハプニング』『オールド』でお馴染み、M・ナイト・シャマラン監督作。
2024年サスペンス洋画 シャマラン作『トラップ』あらすじ
世界的歌姫レディ・レイブン(サレカ・ナイト・シャマラン)のアリーナライブを溺愛する娘ライリー(アリエル・ドナヒュー)と楽しむ家族思いの父親クーパー・アボット(ジョシュ・ハートネット)は…サイコな切り裂きブッチャーだった?!
会場を囲む監視カメラと 300 人の警官、そして凄腕のプロファイラーヘイリー(ジョセフィン・ミルズ)。
3 万人の観客を収容するライブは、彼を捕まえるため仕組まれた前代未聞の”罠(トラップ)”。
始まりの親子の仲の良さから思いもしない急展開?!そして…あまりにもサイコパスなお父さんでありブッチャーかもしれないクーパー。
「まさか!」の連続。巧妙に仕掛けられたトリックに、あなたはきっと欺かれる。最後まで結末が読めない、極上のサスペンス・エンターテイメント!
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2024シャマラン作『トラップ』(ネタバレ)感想
サイコパスな演技を魅せる主人公ブッチャーことクーパー。序盤は本当に意味が分からない…。仲の良い親子しか映らず何の物語が始まるのか?Liveに来てるだけではないか…と思った。
最近見た映画で同じくアーティストが出てる作品、“スマイル2”の様に歌い手側がサイコパスなのだろうか?前情報を入れないまま見始めたので何も分からない。
その内、ただただ、親子がLiveを楽しむのを見ているがクーパーがある時、スマホを手にしてその画面に映るのは男の人…閉じ込められている。
その様子が只事ではないが全く何も進展しないまま…クーパーがチラリと画面を見た後は普通にLiveが始まるのだ。
親子はLiveを楽しむ。海外のLiveはスマホ撮影可能が近年の流行りなのか撮影したり、ペンライトがないのかスマホの明かりを振ったり…。
そんな中、ブッチャーの輪郭が徐々に明らかにはなる。 クーパーは警官の多さに気付き、脱出を試みる。あまりの警官の多さに何事かとも思うが、動じないのか冷静にスタッフの心を掴み、事情を聞く。
この会場内にブッチャーがいると言う情報を掴んだのだ。そしてスタッフと警察間で合言葉で入退出すると聞き出し、IDを盗み、事に及ぶ。
見事な迄の手段!このスマートな行いが“すんなりと行く”と言う言葉がいかにピッタリ当てはまるのか…。‘すんなり’とバックステージに行き、警官達の無線を盗み傍聴。
ただ、中でもお婆ちゃんの声で指示をするリーダーの声が際立っている事に気付き、この人物もクーパーはすんなりと聞き出す。
彼女は…心理捜査官(プロファイラー)。犯人は“男”と言う事は既に明確にし、犯人像を割り出し、警察官に指示する。
Liveが終わる迄…男性を通さない指示を出す。 そこをどう切り抜けるのか?の連続で物語は続くのだが、大体がLiveの楽しい様子・ブッチャーの輪郭を少し見せてきただけ・警官達を掻い潜って情報を得てる様が続き、いまいちブッチャーがシリアルキラーなのかどれほど恐ろしいのか分からない…。
中盤まで解るのはクーパー=ブッチャーと言う事。 プロファイラーヘイリーが凄そう!と言う事、アーティストレディ・レイブンが何にも関わってなさそうと言う事…のみ。
そんな中、終盤に向けての急展開!さっきから様子がおかしいクーパー…。子供からしたら不審に思えるがLiveの興奮もあってか“いつもと違いそう”位にしか思わないかもしれない。
ただライリー自体、学校でイジメ?か嫌な事があった様で多くは語られないがーこのLive会場にその親と子供が来ていてコチラもヒリついてた。
急展開に向かうまでは無線とスタッフ証盗んで警官達のミーティングに乗り込んで(警官達の待機所のお菓子やドリンクを補充するフリ)ミーティング内容を聞いたり。
グッズ買うついでにスタッフと打ち解けてバックステージに行くスタッフが警官と会った時に、合言葉を言うのを聞き出したり。
そうかと思えば退路が絶たれそうだとレディレイブンが飛び出した穴にコッソリ?入っていく様とか怖い…。
アリーナ席だってどんな手を使って手に入れたのかだって分からない〜と思う。
色々、考える余地なんて与えないまま、殺人鬼ブッチャーの輪郭が徐々に徐々に明かされていく。いや、結構中盤迄サイコパスと言うより頭のおかしい父親でー殺人犯がこの父親なんてあらすじを少し齧ってなかったら思いもよらなかった。
娘の為にアリーナ席を取り(純粋に当たった?)、アリーナ席巡回中のスタッフに耳打ちをして娘の悲劇話しをでっち上げて、レディレイブンと歌う相手に選ばせる…。凄い巧みな話術。
兎に角、懐柔するのが上手いんだ…。ブッチャーはそうやって何回も殺人してきたんだろうな。
さて、中盤まできて、ブッチャーの輪郭が出来ていよいよサイコパスと位置付けられてから、ではこの警官だらけ+凄腕プロファイラーを避けて通るの?と思ったら…。
ライブは娘とレイブンが歌い終わった後、バックステージツアーみたいな感じでレイブンと話せる機会があると。楽屋に招かれる。
そこでかな?楽屋にシャマラン監督も脇役として一瞬出たそう。ちなみにレイブンはどんなアーティスト?マジの歌手なのか俳優なのか調べたら、シャマラン監督の娘でした。
ブッチャーの輪郭が出てきた処でここから終盤…。ブッチャーはレイブンに耳打ちする。“(病弱設定の)娘との事は聞いてるよな?2人きりで話したい”とー。
2人きりになった瞬間、ブッチャーは自分の正体を明らかにし、自身の画面を見せ、酸素の話をする。 ブッチャーの仮の姿(本業が殺人鬼とすると)は消防士なのだ。
その消防士の知識でスタッフに恩を売る為、バックステージに行った際に火事を起こして救助に励んだのもわざとなのだが。
伏線回収で“消防士”と言う印象付けをまた顕にしといてその知識から。レイブンと話した“二酸化炭素、酸素”の話しは画面に映っている男は目隠しされ酸素の薄い部屋に閉じ込められてる。
レイブンにこの他人を助けたかったらー提案に乗るのだ!と持ちかける。その提案とはレイブンの車に親子を乗せる事…。
えぇ、打ち上げパーティーの様な反省会とか無いのかな?とも一瞬考えたけど…レイブンが我儘な歌姫ならそう言う事を言い出しても、周りは止めないのかな?と思ったり。
レイブンは他人なのによく助ける気になったよなーと思うが、ここからレイブンのターンだったりする。
ブッチャーの策略により警察の目を掻い潜って、無事に家に着くレイブン。ここで、ブッチャーの目論見は終わったのだが…レイブンは娘に家を見たいと提案。
ブッチャーの家に行き、家族に迎えられるレイブン。 2人でセッションする事になり、その後にトイレを借りたいと。
トイレを借りる際にブッチャーが油断してるスマホを奪い、トイレに篭る→自分のスマホでSNS LIVE(インスタっぽいけど)を始め、カメラに映る男性の情報を元にレイブンのファンに情報を呼びかけて閉じ込められてる先を特定→警察を呼ぶ事を促す。
そして…ブッチャーと明らかにしてないお父さんは暴れ家族に手を出してるのか?と言う怒号が聞こえ…!!!
レイブンはブッチャーのカメラの向こうの被害者が、警察に保護された後にトイレから出て家族と合流し家に警察も来て、ブッチャーは捕まるんだけど。
家族がザワめく中、子供のチャリを直すフリをしてチャリのパーツを拝借→逃げ出す迄の話し。
こう書くとアッサリだがいざ、画面で目にすると終盤にかけてのブッチャーの異常さ…サイコパスさがゾワゾワ攻めてくる…。なんともまぁ、怖い。
この映画時代に具体的なグロさのシーンがないので、R指定も無いG笑。 誰でも見れるが神経がおかしくなりそうな(褒め言葉)一作。
一方、同監督作品『スプリット』はもっともっと…グロい。多重人格者の話で続編は『スプリット』。こちらは私は現時点では未視聴だが。
前監督作品『OLD』もリアルで、リアル過ぎるフィクションでゾワゾワしたがこちらもR指定無い。
ただどれもシャマランのサスペンス作品…パニック映画も、人間の嫌な処をサワッと撫でている様でゾワッとする。
怖い、怖いよ…そんなサイコパス。 この映画、何を言いたかったの?続編ありそうだね…と言う異常性映画でした。
★★★★ タシカニコワイ!

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