1984年作品。(日本1985年公開)
BS日テレで今年放送してたのを、実は初めて見る…と思う。録画してた。 1985年だと、私が9歳の時の後悔であり、私は見てないと思う。
後に、何回か地上波をしても、話題になってても、結局、未視聴だったと思う。 Wikipediaで見たらやはり、1987年に地上波をしている。(‘ネバーエンディングストーリー’Wikipedia)
やはり…その時も、私は11歳だったが見た記憶は無いかな。 確かに、地上波で放送してたら、周りは見てた気もするんだけど。
さて、少年が本に関わり、ネバーエンディングストーリーを知る異世界モノ…と認識してるが、合ってるかな?
是非、楽しみたいとこの作品を見た。
ネバーエンディングストーリーあらすじ
少年バチアンは、母を亡くし、お父さんと2人で暮らしている。 バチアン自身、お父さんとの生活と言うよりは、学校に行くのに憂鬱だった。
学校に行けば、母を亡くし傷心のバチアンを気遣う者ではなく、いじめっ子3人組がやってくる。
重い腰をあげ、学校に行こうと向かうと、3人組が“金は持ってきたか?”等と言ってきた。 バチアンは逃げ、路地の中のあるお店に逃げ込む。 其処で、バチアンは大量の本を目にし、大好きな本へ想いを馳せる。
店主は、“子供は嫌。出て行け。”と何処かから声が。バチアンは、本が好きだ…此処にある本も読んだ事がある!と次々とタイトルを口にする。 そして、ある本を見つける。‘ネバーエンディングストーリー’。中身はファンタジーでありながら、ドキドキとワクワクが満載である。
‘此れは自分が主人公になれる本’ ただ、主人は、危険な本だからと、読むのをやめる様に言う。
バチアンは、好奇心が止まらない。どうしても、本が読みたくなったのだ。主人が目を離した隙に、バチアンは、本を持っていってしまう。
主人に“必ず戻します”とメモを残して…。
特別に読むその本は、バチアンが見つけた学校の使われてない様な一室の鍵のかかる部屋へ持っていき、読み始めた。
その本の世界は、ファンタージェンと言う世界が、“無”と言う混沌の渦に呑み込まれ、その世界が消えると言うもの。 其処で、その世界の女王様に助けを請おうと城に向かう。
女王は病に伏していたが、この世界を“無”から救う勇者がいる!と、その名を呼ぶ。 すると、1人の少年が。 その幼き容姿の少年が勇者だったのだ。 条件は簡単なものではなかった。
武器も何も持たず、1人で仲間も連れず、向かう先に、“無”から逃れるヒントがある…と。勇者アトレイユは、女王の証のネックレスだけを胸に、馬と一緒に旅に向かう…。
物語を読み進めて行くと、アトレイユの道中は、まるで現実世界のバチアンとアトレイユがリンクするが如く、風が吹いたりが続くが果たして、アトレイユは“無”を消滅させ、ファンタジェンを救えるのか…?
ネバーエンディングストーリー 感想
有名な“ネバーエンディングストーリー”の曲(主題歌)も出たこの作品。歌手はイングランドのポップ歌手リマール。
『ネバーエンディングストーリー』の感想は…
結構、怖いなと思った。
ストーリーはファンタジーで、希望に溢れているのかもしれない。 けれど、今のご時世にピッタリの内容である。 だから、“怖い”と感じた。
この作品では、異世界側(本の中)の皆が住む世界には、‘無’が襲ってきて、何もかも“無くなる”のだ。
全てを“無”にするだけでも怖いのに、ソレが始まったのは、この世界が、‘人間が作った物語’だし、‘(人が希望を失った…)絶望を感じた’から、“無”を呼んでしまったとも、言っていた。
………今の時代に合ってる気がしませんか? コロナ禍の疫病で、絶望をしてしまった。 かと言って、この物語の様に“無”を呼んではいけないんだけど。
其処に自然現象で天災が起こる…此れは今、この世界に起きているたまたまなのだが、“読めた”ストーリーなのかも知れない。
80年代に既に絶望からの希望は、何処かにあるのでは?其れを追い求めていく…と言う物語を書いたの、まず、すごいですよね!(語彙力無し)
まぁ、何より怖いのは、その物語のタイトルが
‘ネバーエンディングストーリー’です。 続いていく物語…メッチャ怖い。
まぁ、ファンタジーの映画の中の話しなんですけどね。
さて、よくある、異世界モノですが、その走りは、古く古事記からと言われてますが…この映画では、その異世界…作られたファンタジージェンの物語と、其れを読む人(此処では主人公バスチアン)が繋がります。
異世界の物語で私の見た中の古い記憶では、アニメだったら外と中の繋がる“ふしぎ遊戯”なら知ってますが…映画では、ネバーエンディングストーリーが初めてかも知れません。いや、ディズニーアニメ&実写の“魔法にかけられて”が私のはじめての異世界と現代が繋ぐ映画かも知れません。 アニメは他には、‘ダンバイン’もありましたね。
最期は、現代と異世界が繋がる…まるで、異星人エイリアンと人間の交流の物語みたいですねぇ。
夢がある映画は、大好きですが、ネバーエンディングストーリーの映画は3作くらいありちょっと、怖いです。
このネバーエンディングストーリー1でも、終わりかたが現実にファンタージェンの龍が現れます。 そして、続く…とかも無しに、終わりなのです。
あのファンタージェンのモンスター達の事に触れてなかったですが、どのモンスター(人)もRPGに出てくるモンスターの様でしたね。
女王役こそ、子供が演じてるのでしょうが、可愛いと言うか美しさを兼ね備えてました。
愛馬が沼にハマって亡くなるのは、悲しいものでした。 今、私がここ1年競馬にハマってるので、此処にネバーエンディングストーリーの馬の写真、たくさん置いときますね。
アトレイユの愛馬アルタクス。白毛ちゃんで可愛いすぎる。
結構、序盤に愛馬アルタクスが底なし沼に沈むのだけど、本当に心が痛い…。
勇者アトレイユは、仲間を連れて行ってはダメ!と言う割には馬は良いんだ…と思ったけど。 馬は仲間であり、家族であるけど、冒険の足なんだよね。後に出る龍も乗り物要員…。
此処で、目が覚める様な展開でした。自分的に。マジで…。 アルタクス死ぬの?って思ったよ。 だって、ファンタジーな世界なのに?助からないの??と。
後に、終盤、女王にこう成る事は必然だった”と言う様な事を言われて「愛馬が死ぬのは必要だったの?」とアトレイユが問いますね。
お願いだから、アルタクスを殺さないでよ…と思ったけど、アトレイユ役の子は、スタント使わずにアルタクスに乗って落馬して死にかけたのに、演技でアルタクスに“死なないでよ…”と言えるの逆にスゴい。
ファンタージェンの人たちですが、岩男とか最初に出てきた“不思議な国のアリス”の様なお茶会をしてた人たちも、特に活躍はせず、仲間として勇者アトレイユに着いていく訳でもなく…モブと言うのがスゴい扱いですね。
勇者アトレイユの事を子供だ!と言ってる割に、ファンタジージェンの女王は幼い容姿(でも美しい!)ですね。 女王役のタミー、マジでこの時が最高潮に美しいですよねぇ!
女王自身が、“幼心の君”なので、幼い塊から容姿が子供なのでしょうね?
それにしても、Wikipediaを読むと、このネバーエンディングストーリーが、映画になるにあたり、色々、原作者と揉めたとか、原作者が、立ち会えなかったとか、原作者が希望した役者がいたとか逸話もある様ですが。 Wikipediaに書いてある様に、原作小説と大幅に(主に後半の)内容が違う事から、原作者は映画制作者との裁判にて“原作”の名前を消してもらってるそうですね。 確かに…“原作”無しになってます。
最後に、ファンタージェンの龍…白龍。“無”から逃れる為に旅を続けるアトレイユが必要だったモノを探しに行く道中で、全てを解った様な白龍が、手助けに入ります。 いやぁ…この龍の容姿も、今まで見た事無い“龍”ですね。 さすが、ファンタージェンの創作物。龍…名前はファルコン。容姿が怖い。
猫の…スフィンクスと言う種類の毛がないヤツみたいな容姿。
総合評価は、色々面白いし今でもファンタジーで夢があるけど、馬死んだし、ファンタージェンの人たちが女王以外怖いRPGの容姿なので、星4.5で。
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購入も、お勧め出来る作品!
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