映画『シャイニング(北米版)』(ネタバレ)感想<企画上映・午前10時の映画祭11>〜リバイバル上映〜

1980年作品

基本、シャイニングもホラー映画です。B級(褒め言葉)の。

音で驚かす感じのホラーですね。

今回、朝10(企画上映 昔の名作のリバイバル上 “午前10時の映画祭”の略)で先週辺りから都内でも始まった。

先月…2021年7月中旬で朝10を、今年2021年の夏映画として興行(ホームページ見たら、1年ぶりの復活とか。去年2020年には朝10してたんだろうね。 私のバイトしてた映画館は、コロナ禍前の数年前パタリと朝10をやらなくなったダメ映画館です。

朝10でしか来ないお客さんもいるのに)するのを知り、楽しみにしてたら、感染低い地方から始めた様だった?

ちなみに朝10と言うけど、午前10時キッカリに始まるって事ではなく、最初は本当に午前10時上映が多かったものの、‘午前’に始まれば良いという感じになっていた。

先週まで、TOHOシネマズ池袋では、時台に確か上映。 先週末から10時台になった模様。支配人のセンスだろうね。

 都内ではやらないのかと落ち込んでいたけど、都内でやる事を知り、ルンルン(死語)で向かった!…と言うか、ダイエットも兼ね、ワクチン接種後ようやく運動しようと走って行ったら映画館に汗だくで着いた。

 トイレで汗を拭いてから、シアター内に入ると妙だ。涼しくない…。みんな、ウチワで仰いでたりする。え…地獄かと思って始まったら、段々、冷房効いてきたヤツだった。

ちなみに、席は後ろから2番目通路側。間引き販売。 私の前の席の人は、コーヒー持参でリュックからパンを取り出して朝食、後ろの席の女?はお行儀が悪く、終始、貧乏ゆすりくらいの勢いで足をキュッキュッ動かしていた。

でも、終わりが近付くにつれて、段々と大人しくなっていった。そうだろう。 最後、緊迫感あるもの。

ちなみに席はここ

 そんな感じで、私にとっては、はじめての劇場で見る“シャイニング”。 高校生の時と、最近の深夜枠の地上波で見た以来の3回目。 感想を書きます。

前回の感想は此方→『シャイニング』感想

映画『シャイニング(北米版)』感想

まず、通常版?と北米版の1番の違いは“モザイクが無い”という事に尽きる。

最初、高校生の時、教師の暇つぶしで映画を授業内(一応、高校は外国語コース。英語サボりまくり出来ないけど。)で見ていたんだけど、女性の幽霊の出るシーンが1番緊迫感あるのに、女性が出たらモザイクかかってガッカリした。 それは、近年、深夜枠の地上波放送でした時もモザイク入り。

 だが、今回の映画では違った。

高校生くらいの若者数人がこぞって来てたけど、君らは良かったな!モザイク番外版じゃなくて!本当に、R指定あったりモザイクあると、映画の緊迫感無くすぞ!と、思ってお姉さんは見ていましたよ。

 あとは、セリフかなあ?

確か、主人公のジャックが息子のダニーを傷付けた疑いの時に、BARのマスターに『精子製造場が荒らされて』と言う様な、女性差別用語の様な発言(‘女性と営む場所’=ベッドの事)は通常版ではしてなかったと思う。

 〜とすると、北米版は、長いバージョンの作品だと思う。私の気付いたのは其処だけです。

 ちなみに上記した通り、R指定でもなく、エログロも許容範囲と言う事で映倫が定めたんだろうから、女の全裸を映画館で見れるチャンス!しかもモザイク無しです。

【考察サイトを確認しましたが、やはり北米版は長い時間だそうです。通常のコンチネンタル版くらいの長さがちょうど良いですね。 上記の私が書いた<セリフの部分>は昔の訳と解釈が違った(過激になっただけ)みたいです。】 北米版の考察サイトはこちら→『RICKブログ

 あとの感想は、あんまり変わらないな、以前と。

“シャイニング“は、色々今となっては逸話がある様に、今更、Wikipediaで分かるものを書くのもなんだけど。 キューブリック監督の解釈作品で美術的なオシャレホラーだけど、原作者のスティーブンキング先生は認めてないのよね。 だから、ドラマ版や違う映画も作った。

 それでも、私はこの“シャイニング”が初めて見た時から衝撃で忘れられなかった。

でも、映画館で初めて見ると、最初のコロラドの風景が絶景で音楽も最初から不穏で印象的と改めて思った。

リマスター版でも、最初の風景シーンの画角上どうしても…切れてる部分は見受けられたけど。 そして話しが、長い。 TVサイズで見るより、なぜか長く感じた。北米版だから、長かったのかな…。

 ホラーは、基本、面白さを求めてない。 だけど、この作品の印象的なのと、映画館で見ると冬の雪山のシーンでの冷房が効き始めて寒くなるのはリンクしてて良い! ただ、もっとリンクさせるなら、物語上の10月〜5月が良いかな。それか真冬に上映するともっと良い。

今日、2021年8月にシャイニングを見たら…夏なのになって思った。

映画作品的には、本当に何度見ても見応えある内容だし、ジャックが狂っていくのが音楽に乗せてドン!ドン!とおかしくなっている。 閉所恐怖症からくる事なのか?

支配人の話した事で、自己暗示の様にタイプライターで“狂ってしまう”と書いてたからか。元からのホテルの幽霊が狂わせてるのか。 そのヒントはダニーで、ダニーが、ホテルに行きたがらなかったのも、トニーがここのホテルはおかしいと超能力で分かったから。

ジャックが元から、アル中だったのも狂わせる要因だが、夢の中でしかお酒を呑んでないから、本当には呑んでないんだと思う。

けど、ジャックが妻にやられ足を怪我してから運ばれた倉庫が開いてしまうのは、やはり幽霊だけでなく、超能力が関わってたんだろうな。 夢ではなく、お酒を呑んだのも本当なのかなと。

ただ、ホテルは雪籠りするのに管理人のジャックに任せるにあたっても、お酒を処分してからホテルマンたちは家に帰ってた筈なので、やはりホテルにはお酒が一滴も無かったと思うんだが。

 ジャックが亡くなってから、ホテル4周年パーティーの写真にジャックが映ってるが、ホテルの呪いで過去の写真に閉じ込められたんだろうね。

そもそも冒頭で、インディアンの墓があった土地なので、インディアンがホテル建設の邪魔をして、着工してからホテルが経つまで2年かかってるとある。

それに、前任の管理人が自殺したのも…ヒントだった。 このホテル自体が狂っている。そして、前任のホテルマンも、このホテルに閉じ込められた1人だろう。

 以前から…このホテルの出来た時から、このホテルは狂っていたんだと匂わせている。

実際に、原作とどう違うかは、未だにシャイニングの原作を未読だし、原作を読むと分かるだろう。

其れにしても、近年上映した『It〜TheEnd〜』でも、この作品のリスペクトの様に…まぁ、同じ原作者だが、全裸のお婆ちゃんのオバケが出るけど、シャイニングでも先に出てるが、Itの上映の時に笑ってしまった。スティーブンキング先生、全裸のお婆ちゃんオバケ好きなのかな。

多分、怖い幽霊のイメージがスティーブンキング先生の中で、お婆ちゃんの全裸なんだろうね。

 今回、久々に見たら、ダニーのセーターがミッキーマウスのデザインだったの気付いた。最初、気付かなかったかも…。

スティーブンキング先生は、本を書く上で絶対、有名どころのブランドを入れてくると言うのが信条にあるらしい。読者に共感させるのが目的で。

だから、この作品でも、チョイチョイ有名どころを入れてると思う。…アメリカに住んでないから知らんけど、恐らくダニーの見てたアニメの音聞いてたら鳥が“ミ!ミ!”って言う作品あった。(“ローマランナー”ってアニメだったかなと。) そう言うチョイチョイ入れてくるんだよね。“スタンドバイミー”でも、ディズニーネタぶっ込んでたし、セリフで。

そんなスティーブンキング先生の作品ですが、原作者本人は認めてないこの作品。改めて今日見たら、星の評価で言えば、下がったかな〜。 モザイク無しは良かったけど、3回見ると新鮮味無くなってしまった。

あと、長かったに尽きる。 でも、嫌いじゃない。“レディープレイヤー1”でも、リスペクトされたシーン出てるし。この有名どころは、見逃せない。

〜と、言うわけで、ファンアート描きました。 1枚絵に感想も書いた。

前回は奥さんの顔だけ描いたな。 あと、レッドラムって文字も書いたけど、今回はほぼトレースのイラスト。 トイレの色遣いは、確か便器黒でした。床は、白地に点々とある赤いダイヤの模様だった気がする。

シャイニング ファンアート 
感想を1枚絵にしました!

それでは、追加で後日、黒人さんの気になるシーンのファンアートも描ければ描いてUPします。

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UPしました↓ 

シャイニングが使える料理長ディックの部屋に飾ってあった絵の記憶で描いたものと、BARに居た女性の格好の記憶絵です。

The Shining fan art

 大体、合ってるかな?

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