スティーブンKのリメイク!映画『ペットセメタリー(2019)』ネタバレ感想

B級映画

リメイク作品。2019 年作品。スティーブンキング原作。

 都会で暮らしてた親子が、父が医師で忙しい為に落ち着けない。1番下の子は、まだ歩き始めたばかりと言うのに。 田舎に引っ越す家族…。 そんなあらすじよりも先に、エンドロールへと繋がる森の様な木々のシーンから始まる。冒頭、景色から始まる事は多いが、ホラーらしい音楽に合わせ、鬱蒼とした木々、そして小屋?の玄関口に血の跡、また玄関からドローンの様な空撮→何かが燃えてるシーン。 

コレは、後にエンディングへと繋がる空撮だったので、冒頭のシーンを見逃してはダメだ。(途中入場ダメ!絶対)

 さて、車で始まり、この医師ルイスが家族で引っ越すシーンから始まる。妻レイチェル、長女エリー、長男ゲイジ、猫チャーチとメイン州に引っ越してくる。 ラブラブな夫婦。活発な子供。可愛い愛猫…なにぶん、申し分ない生活が始まろうとしていた。

 引越してから、娘エリーは、庭の奥で動物のお面を被った子供たちが森の奥に入っていくのを見かける。 母親レイチェルに促されて家の中に入るが(TVでスポンジボブを見てる)、エリーは気になり、森の奥に向かう。 

森の中は“ペットセマタリー”と書いてある‘動物のお墓’の看板。沢山の墓があった。コケるエリー。トゲが刺さった様だ。そこへ大きな老人ジャドが現れる。ビビりながらも挨拶するエリー。 墓の周辺のトゲが足に刺さったのを、ジャドは抜いてくれた。 そうこうしてると、母がエリーを探しに来た。

 申し分ない生活。すっかり、近所のジャドとも仲良くなり、家族ぐるみで楽しくしていた。 …ただ、家の近くには車道があり、木々で見えにくいが大きなトラックも行き交っている。危ない場所に家がある事を除いては。

 ある日、ルイスの病院で、生徒たちが騒いでいた。(学校の病院?なのか) 最初、何かに追われてるのかと思ったが、ある生徒がスケボー中に車にぶつかったという。ストレッチャーで運ばれる少年。少年は、黒人で、もう、脳が半分みえている。大量出血。

 ルイスは看護師に指示を出し、輸血の準備を促す。 心配停止、蘇生を試みる………遅かった。 電灯がチカチカする中、1人処置室でうな垂れるルイス。少年には背を向けて座っていたが、電灯の灯りを追って見ると少年は起き上がっていた…???ルイスは、驚き、少年は‘境界を越えてはならない’と言う。 看護師が戻って来てハッとするが、少年はやはり、死んでいた。

 …「(遅かった)死んだよ」。次のシーンでは信号のチカチカと赤く光るネオンが、処置室のチカチカした電灯の様でいた。車の中でうな垂れるルイス。少年を思い出していた。 ハッとしたその時、信号は変わり、車に轢かれる処だった。

 ハロウィン、エリーははしゃいでいた。ルイスはジャドに呼ばれ行くと、道路脇でチャーチが亡くなっていた。車に飛ばされ身体は折れ曲がっていた。 ジャドはペットセメタリーに埋めに行こうと、夜、ルイスと向かう。 エリーが大切にしていたチャーチと知り、ルイス自身、犬を亡くした事があり、その辛さは分かる。 そして、墓より奥へ奥へ行くジャド。「エリーが大切にしてた?」と確認し、森の奥に埋める。

 翌日、妻レイチェルが言って言っていた様にチャーチが遠くに行ってしまった逃げてしまったとエリーに話す。 だが、後ろにはチャーチが。 以前より、凶暴になって帰ってきたチャーチ。 チャーチの死により、妻レイチェルは自分の姉が病気で死んだ時も思い出す。 苦しむレイチェル。エリーも以前のチャーチと違うので、戸惑う。そして、‘都会に帰ろう’と、ルイスに告げるが…。

もう、ルイスが何故、戻らないのか。庭の森に取り憑かれてるのか? とても辛い目に遭ってるのに。少年の幽霊は忠告し、守ろうとアドバイスする。レイチェルは姉の死を鮮明に思い出す。死、死、死。境界線を越えた時から、いや、境界線を見た時から、惹かれてしまったのか。

 目を覆い隠したくなるシーンが続く。子供の死は………本当に長回しをしていてジックリ見せてくれる。 痛い、辛い、そしてグロいシーンが続く。

 だが、最後は………あぁ!何て言うオチだろう!!!B級映画のオチだ!盛り上がったグロくも辛いシーンばかり続いたのに。 ただただ…ガッカリ。

 怖いシーンが見たいなら満足出来る星4だろうに、終わりかたが星3? そして、猫を飼ってる身としては、辛いシーンが続いた。

 パンフレットより、驚いたのは、レイチェル役の女優さんは、猫アレルギーだと言う事。薬を飲みながら役に徹したそうだ。辛い中、良くもやり遂げた。そして、エリー役は自分のゾンビメイクにも果敢に挑んだ。 それは、本当に凄いが………。終わりかたw!

 だがしかし、怖い事には変わりない。今年、早々に怖い映画を見た感はある。オリジナルは、決して違うらしい。こんな終わりかたではないらしいので、要チェックだ。 ちなみにペットセメタリー2もある。 ★★★★

映画『ペットセメタリー』(画像:IMDb より)

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