2024年ホラー。クワイエットプレイスのシリーズを見なくても前日譚として見る事が出来る作品。 ホラーと言うより、サスペンス+ドラマ。スピンオフ。
映画『クワイエット・プレイスDAY1』あらすじ
NYでピザを食べたいと言う願いを持つサムは、療養施設で治療中の重度の癌患者。 この施設…見える世界は全部クソだと思っていた。唯一の外出の日、劇場に向かう会にも積極的に行こうとは思えず…。介護福祉士のルーベンはこの世がクソでも良いね!と言い、外出を促す。
サムの愛猫フロドも連れて街に訪れた彼ら。劇場では人形劇がやっている。 その頃、外では何やら騒がしい事が起こっていた。
突然襲来した何かに、劇場も巻き込まれ、衝撃にサムは気絶する。目覚めると、他の客がサムに静かに動けと促される。外に出るとヘリからは国の注意喚起が爆音で流されるが…ヘリもナニモノかに追撃。外にソッと出てきた人々は混乱する。
静かにしていた人々、身を隠していた人数がさすがNY…多すぎて。音は必然的に立てられる。サムも移動してたが…そのナニモノかが次々と人を襲い、パニックになった人が騒ぐのをパニックになった人が誤って殺してしまったり。
サムは劇場から出た後、フロドとヘリが注意喚起してたナニモノか=地球外生命体は水を触れず、船が出て他の場所に避難すると言うアナウンスを聞き、ハレムに向かいます。向かう人々、行き交う中の混雑で、サムはフロドと離れてしまいます。 フロドは猫足で静けさを駆け抜けていけます。
地下鉄が混乱で満水になり、その中に埋もれてたエリックは地下鉄の階段から出ます。フロドに気付くエリック。 フロドは歩くと、エリックも着いて行き、やがてサムと出会います。 サムは着いてこないで、避難所に行け…とエリックに言いますが後を着いて歩きます。
サムは薬も飲んでない日が続き、苦しくなる。エリックは事情を聞き、薬局に鎮痛剤を求めに向かいます。 サムは元々、この土地に住んでいたので、家に戻り休んでエリックを待ちます…。 エリックが着き、思い出のピザの事を語るサム。
亡き父がクラブで演奏しそれを楽しそうに聞いてピザを食べた…と。 サムを連れだし、エリックはクラブで近くの配達ピザからピザの形状のモノを持参し(いや、冷めたピザだが)2人だけのパーティ。
サムの願いは、叶いました。 2人は…と、1匹は脱出船に乗れるのか?運命は果たして…。
【TSUTAYA DISCAS】『クワイエット・プレイスDAY1』(ネタバレ)感想
あらすじの続きから行くと、サムとエリックはこの後、脱出船を発見でき、乗り込もうとします。
2人で船に乗る筈が…やはりクリーチャーが来てしまいクリーチャーを誘き寄せる為に、川崎(海?)に飛び込んで気を逸らしたり。最後、エリックとサムの恋愛ものになるのかな?と思いましたが、サムは末期癌患者…。それは無いかなと観客に考察される間も無く!
フロドをエリックに任せサムは…船に乗らない選択肢です。そして………サムは、はiPodで「Feeling Good」を聞きながら、誰もいない通りに入る。 サムは最初はイヤフォンで静かに聴いてるがーイヤフォンを外し、音楽が鳴り響く中、クリーチャーが彼女を襲う様な描写で終わります。
サムはー幸せだったのかな??? サムは微笑んではいたけれども。
猫は死なないが沢山、人は亡くなるーこれはホラーなのでマストの設定にしても、かなり残酷なシーンは無い…血みどろとかは無い。介護福祉士のルーベンが助けに入り亡くなるのは辛かった…精神的に辛い描写はあるけれど。 また、サムが最期、無惨に殺される描写も無いが、人によりやはり、精神的に見てて辛いかと思う。
そんな………なんで辛いばかりの作品、作ったの?クワイエットプレイス3ではダメだったの?ーと思ったが、多分、設定をリセットと言うか見直す必要があったからDAY1を制作したのかなと思ってます。スピンオフだし。
パンフは買ってないので分からないけど…。恐らく、クワイエットプレイス(1)自体がクリーチャーの仕業(化け物だと分かってもカタチが出る)と解るのが最後。また、クワイエットプレイス2では、クリーチャーの形は出るけど…。1.2でメインの親子だけが生き残ったのか?と言う疑問。
それを、2で新規キャラ、後半で他にも生き残った“人達”がいて集落があるーと言う描写に、疑問と言うかそこは説明しなくても良かったとも思うのだけど。濁してて謎のままでも成立するし。
何故なら、クワイエットの映画全ての手法が倒置法だから。後から‘位置付け’を成すから…。そう言う意味では、謎は謎のままで観客側に想像させて細かい説明は後にはしてたけど、‘生き残ってた人たちが結構いた事’は観客に想像させても良かったのかなと思う。
今回は、前日譚の様なもの(倒置法的と言っても、1・2共に家族の時系列は後にはなるがメインの1→2と話しは続いてる)なので、クワイエット初心者でも見れます。気軽に。
クワイエット…なので、観客側もドキドキして音を立てずにいようと思える仕様になる。この映画は、私は2を劇場で1は予習で深夜の地上波録画で見たのですが、面白くて絶賛しましたよ。
なのに、一部の人達は面白く無いーと感想だったけど、あんなに観客を巻き込んで大人しくさせる映画は無かったでしょ?と思う。 観客巻き込み型映画。楽しす。
今回は猫も2匹出るしな。ネタバレサイトとかあまり漁らないし人のブログも読まないが、この感想を書く為に少し調べたら、今回フロド役の猫ちゃんは2匹。 『ペットセメタリー』(スティーブンキング先生原作映画、私が見たのはリメイク)では、3匹と聞いたが、あの猫ちゃん達は変えても分からなそう。
だが今回の猫ちゃんは特徴的なブチなので1匹かと思っていた。………2匹も!可愛い。 猫がクワイエットの世界にいたら、確かに静かには行動出来そうだけどー。
実際には猫はどんな猛獣で人間が見て勝てなさそうな相手でも威嚇すると聞いた事がある。多分、猫は強気。
でも、猫会議で情報共有してさ…猫様達はどうやったら死なないか共有する事が出来れば、勝てる(生き残れる)見込みあるなと思った。
犬も威嚇しそうだし、鳥もちゅんちゅん鳴きながら飛べそうと考えたら、猫ちゃんは人間がいてこそのペット(猫の起源は分からないそうだがーエジプトの絵図が最古?らしく。その頃には人間に既に飼われてたらしい)なので!
猫は何としても人間と共存しそうだなぁと思うのだ。 猫は偉大だなぁ…。可愛い。
今回のクワイエットで従来のクリーチャーの仕様が徐々に分かってきた。1.2では形状は頭が主に出ていて。
目がないので頭を開いて音をより感じやすくする為に花びら状に開くゲテモノなのだが、足が長く馬の様な蹄みたいなカタチ。そこが今回、すごく目立っていた。
確かにあの形なら素早く走れるの納得いくなぁと思った。あとは、水が苦手なのは以前から出ていたがー。
水に直接触れなければ、地下水場の様な天井に張り付いている事は可能なんだーとか、今回新たに分かったのが1番は人間の音が掻き消されるのが雨の日…いや、そもそも、クリーチャーが雨の日は外に出ないからーね。
あとは水音ー今回は公園の噴水や、水の近くの滝の裏の様なところで会話してるシーンがあった。水音の中はセーフ。 要は水には寄ってこないからセーフ。
そして、小さな生き物…鳥の羽ばたきには反応しなかった…。ん?なんで?と思ったが。人間や他の機械音とか出す周波数が大きいのかも。
ただ、ティッシュを出す音自体が50dBらしくて…鳥の羽音はそれ以下って事なのかなと。 すごーく小さな音は拾えないのでは…と。
それから、遊園地の様な処?でクリーチャーが人間?卵?を食べる描写が分からなかった。
今回は新たな発見と、前日譚の驚き。2のラストでの集落の意味を提示したと思う。
今回も面白かった&怖かったー。猫が亡くなったらどうしようって思ってドキドキでした。
怖かったーのは、グランドシネマサンシャインで4DX+3面スクリーンで見たから怖かった。猫が端から端まで歩くシーンはどデカくて良かったけど。
星4くらいの評価です。 ★★★★
もうBlu-ray出てる‥。
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