『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』第一章猗窩座再来感想

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アニメ

2025年作品、2025年7/15公開。アクション、ダークファンタジー邦画アニメ。

鬼滅の刃無限城編あらすじ

鬼殺隊が無限城に引き込まれ、炭治郎、禰豆子、柱たちが恐ろしい上弦の鬼と必死の戦いを繰り広げ、鬼舞辻無惨との最終決戦が始まる。

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』第一章猗窩座再来感想

一概に言えないであろう、語れないであろう。3時間の作品。TVアニメで言ったら6本分。つまり2ヶ月に渡って綴る作品をこの時間で魅せる事。

映画の後に、TV放送も勿論想定して作ってるんだろうな…と言うのはあるのだろうけど、キメツだけは!と言う想いが本当にある。

 この映画の時間で見て喰らいついて見て、長時間でも何としても見たい!知りたい!!と心してかかる。 もはや、戦いである。無限城は長く細かく無惨に続いてる道…の通り、複雑怪奇で常に座標も変わってくる。 その地図を描くのがお館様の残された長男 産屋敷輝利哉と下の双子ちゃん達よ…。これも、大変な作業である。

日本の地図は、大体の日本人が知っての通り、1人の人が何年もかけて日本のカタチを忠実に再現すべく、‘歩いて’細かく書き記した。(日本歩き細かく計量した伊能忠敬とは)それと同じ様に、忠実に再現するのが子供達と言う構図に執念を感じる。 今まで、この子達こそ、お館様の子供としてTVアニメにもあまり、姿を見せなかった。

 どうしてここまでお館様はこんなにも、血を残して富を持ち、鬼を探してきたのか…。それも後ほど語られるのだが。 お館様、こんなに子供が居たのかーとは、思う勿れ。鬼を追う一族としては血を絶やさない為に続けてきたのだし続けていかねばいかない事なので、その位産む女性も選ぶだろう。

あとは昔の日本人は数人も産むのが当たり前だったのもある。人数的には理に適ってるが、お館様のお身体が弱いので早めに伴侶を選び絶えず子供を成したのかなとも、思う。

 重要だよなぁ…奥様選びも。お館様の冨に揺らぎ結婚する人なんかだとダメだ。精神的に強くないと、多く子を成せないのと、鬼殺隊と言う子供達の面倒とみれる懐が広い女子ではないと無理。幸い、お嫁さんは気丈がしっかりしていて、美しく、芯を持っている。 お館様を支え死ぬ覚悟も厭わない。

こう、前置きが長くなったが言うて…その辺のストーリーはまだ、この無限城編第1章でツラツラと語られてはいないのだが、お館様の長男と下の双子ちゃん達は敢えて表舞台にそこまで立たせないと言うのも良いよね…。お館様が命をかけて無惨と対峙したけどそこだけでは、血は途絶えてしまう。

その後の事を考えての子を残して逝った事…。 本当にお館様のお子様はどの子も良くできたお子さんで幼いのに頭脳が長けている。感服。

鬼殺隊員には鳥が付くと言うのも計算された話しであろう…賢いカラスが付くのだが、隊員以外にも今回はカラスに目をつけて城の攻略を測るのも、流石…カラスでなければ出来なかったろう。私も、鳥の中で鴉を調べた事がある。専門校の時に、課題で描くモチーフを探しており、鴉は八咫烏に辿り着いたり、今の日本にいるのはハシブトとハシボソが主だと知った。

そこから鴉は祀られるべき神様でもあったり導きの神なので…と調べたらキリがないが色々使い勝手がキャラとしてあるのと、歴史を調べれば神なので、鬼滅に組み込まれる事は非常に感慨深く思えた。

 ツラツラと又、鴉の話し等書いてたらこの先もキリが無いが兎に角、無限城編では、TVアニメ3期の最終回で、お館様の館が燃え“産屋敷ボンバー”などと言う言葉も生まれた位だが、その最終話から映画に続いている。

そうです…あの時、柱や鬼殺隊が落とされた…城。 対峙するのは、炭治郎と義勇の師弟関係が猗窩座戦、そして善逸さんも師弟関係にあたる兄弟子が鬼となりそこでの決戦になる訳です。また、しのぶさんが…対童磨戦になります。

こちらは一歩及ばず…師妹関係の子カナヲが間に合わずに…しのぶさんが童磨に吸収されて行くところを目撃します。メインの対戦はどのシーンも心苦しく、辛い。 でもまだこちらが最終決戦の一部なのですね…。

しのぶさんが童磨に吸収されたシーンは衝撃的だし、辛いので語りはなかなか書けないです。

対猗窩座戦は、猗窩座の過去を振り返る作業がありました。猗窩座自身、義勇と炭治郎と戦いながらも人間としての記憶を思います。猗窩座は不遇な過去があり、それを助けたのもまた、師弟関係にあったお師匠様。 ただ、猗窩座が強いのもあるがお師匠の事を許さない他の道場の者たちがお師匠と娘に毒を盛り、殺害する。

 …壮絶な過去で、彼は鬼と化した事には同情さえしそうなストーリー。 また、演じてる石田彰さんファンも多い事からこのストーリーの盛り上げが声と共にシンと…身体の丹田にズシンとくる様な感じを覚える。

私からしたら、猗窩座が“お喋り好き”と言わせたの、とても石田彰自身と異なってそうで(イメージですが)笑えるなと思ったけど。

…猗窩座との対決は、猗窩座が人間の頃の記憶を思い出し、炭治郎と義勇との戦いの度に過ぎります。 猗窩座は完全に思い出した時、戦ってる最中で自滅を選びます。炭治郎達は何故、猗窩座の行動が自滅だったのか分からぬまま。

善逸戦も振り返ると、兄弟子が記憶を持ったまま鬼になってその記憶が新しいのは鬼に成ったばかりだから。 壮絶な戦いと、爺ちゃんが亡くなった事に対して…涙無くしては見れません。

全部、この記憶が辛いーとしか言えない感想。それだけです。 この先も、メインキャラが総越な戦いで命を落とす…。ただそれは命を賭して戦うのは盛り込み済みなので仕方ない……。そういう戦いでその先にあるのが今の平和な世だよと言う世界。

鬼と戦ってきた…人生は戦いなのだと。でも優しい世界があるのだと知る物語。 ★★★★★

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