試写会、当たったので行ってきた。がしかし、その日に書いたブログを下書き保存しておいたものが、URL変更のタイミングでなくなった。
前URL…前ドメインを見れるようにも、今のドメインに戻す時に頼んだ元エンジニアのかたにしてもらったのだが。見れなかった。
やはり技術的な事はブログの運用にしても今まで1人でやってきたが、限界もあるんだなと痛感した。
ただ、私が同じ内容の感想を書ける人間で、苦にならない(苦になる時もある)ので、書き直してみます。
さて、この映画、試写会の際に、配給のテアトルさんから、洋画か邦画かどんな映画かも前情報無しでした…。
まぁ、ワクワクしましたよね、どんな作品なのかと。で、試写会場所の某都内の日本橋辺りの試写室に着いたのですよ。
着いたは良いけどお昼くらいからだったか…お昼は試写の後に食べた気もするので、11時くらいだったか。
朝ご飯を食べすぎたか何かでトイレが近くて、すぐにトイレへ行こうと。 先が自由席というので、本人確認して席取ってからにしようと入ると早めに来たのに既にほぼ満でした。(映画館で働いてた時、ほぼ満席の事、ほぼ満って言ってました)
さて、何処に座ろう?と思った時にコンタクトはしてるけども目も悪い、そして万が一、舞台挨拶あったら(ご時世的に狭い試写室に挨拶ある訳ない)と1番前の席にしました。
ちなみに、間引き席でとても好感が持てました。ソファーみたいな席のゆったり空間の試写室。
アンケートが置いてある席に座って下さいとの事で、先をとりあえず取り、トイレから戻ってきてアンケートを先にじっくり読んでしまった。
あ、ネタバレみたいなのでは。と、邦画という事、私が高評価と思った“愛を乞う人”の監督という事…が、わかった。(“愛を乞う人”感想)
ただし、主演の小林聡美さんを存じない…と思ったら、“めがね”“かもめ食堂”などの主演女優さん。 かもめ食堂は、見てませんが。
さて、時間になり、はじまったのですが…終わりは粛々と皆さん、アンケート書いてましたね。
私は、試写室に来た時に、沢山の配給のポスターやチラシがあったので、もしかして、まだ名の知られてない(そりゃ、守秘試写会だったから)洋画のホラーとかかな?とトキメイてたんですけど…。違いましたね。
早速、あらすじと感想を改めて書きます。
映画『ツユクサ』あらすじ
港町。夜の帰り道の運転中、芙美(ふみ)〈小林聡美〉は隕石に遭う。 突然の出来事、何万分のいちか解らない程に出逢った光景。
車は横転し、友達 直子(平岩紙)に助けを求めた。
その頃、芙美の歳の離れた少年航平(斎藤汰鷹)は空を望遠鏡で見上げて星を見ていた。 空に想いを馳せて。
翌日も、仕事に行く芙美。のんびりした日常。 ボディタオル等を作る工場で、朝礼に太極拳?をやる工場長(ベンガル)。
そして、仲間たち。 いつもの日常。
いつもの帰り道…丘の公園の様な、ちょっとした触れる場所に警備員さんの格好の男性(松重豊)が、草笛を吹いていた。
すれ違う芙美。 近い界隈には知った顔しか居ないな位で、知らない顔を見れば新鮮さもある。
ただ、芙美の働く工場を訪ねてくるお客さんもいるので、知らない顔を見ても何ら変わらないが。
芙美は酒依存症を克服する会に入っていて、そこで断酒宣言をしていた。 そこの会長さんは、断酒しても、呑んでしまった事があったり。
芙美も断酒出来ず、神社の狛犬さんに乗って酒瓶を持って朝、起きた事があったり。 酒は断酒してても、いきつけのBARもある。
BARの店主(泉谷しげる)は心地よい。酒を出さないでもご飯を作ってくれたり、そんな仲。
そんな変わらない日常だが、仲間の妙子(江口のりこ)は亭主を亡くしたばかりでも、法事の時の坊主と付き合ったり。
直子の息子のこうたとの暮らしを大切にしつつ、夫と一悶着あったり。周りはそれなりにバタバタな話しを聞く。
小学生でありながら、こうたは芙美ちゃんが親友。恋人の様な、スキって関係。星に想いを馳せてるので、芙美ちゃんが隕石に遭ったと言う話しを知り、喜び、海岸で隕石を探そうとします。
芙美ちゃんも好きだけど、好きなクラスメイトもいたり。最近、芙美ちゃんに男の人が出来たようで…。コウタとも仲良くしてくれた。
芙美は、いきつけのBARで草笛吹いてた吾郎と出逢い、仲良くなった。草笛を教えてもらった。
芙美はひとり暮らしなのは、一人息子を亡くし、電車の遮断機の音が聞こえないこの海の近くに越してきたと。
吾郎に話したが…2人の恋仲は発展するのか?どうなのか。
映画『ツユクサ』感想
あらすじの話しの時系列がとっ散らかってしまいましたが、この作品自体も、何処の物語の段取りから書いても、一本の線になるにしては多数の状況を含むので良いとして下さい。
要は、オトナの恋の物語…でした。私自身は、試写会のアンケートで最初にネタバレみたいに見えたのですが、まずは作品を見ないと分からないなと思い、アンケート文を念頭に置きつつ、見てました。
アンケートには、隕石の奇跡・少年の淡い恋などが挙げられ、そこをアピールしつつ、宣伝文句にしようという狙いな文だったと思います。
ただね?この映画を見ると分かりますけど…見ていく内に、こうた君の恋と隕石の軌跡と芙美ちゃんの恋と周りのわちゃわちゃ感が存在してて、全体的に見終わって「ん?」と。
最初にネタバレ的にアンケート文を読むんではなかった…。隕石が当たるほどの奇跡と、人が出逢える奇跡をかけた訳でもない。
ここの作品の売りは何だろう?と思えた。
少年の恋愛よりは…隕石の当たった奇跡よりは…オトナの恋愛話しが結局、中心だったかな。最後は。
では、心がホッコリしたい人向けの作品?と言われると、淡々と人々の日常を見せられた気がする。
んん〜…大人の恋愛かぁ。松重さんのファンは少なからず見たくなかった場面かもしれない?いや、見たかったのかな。
最後は、芙美が、吾郎を追うように都会の歯医者(吾郎の家)まで訪ねたり。こうへい君が失恋し、更に血の繋がらない父と交流したり。
こうへい君と芙美が別れるシーンは、感情が盛り上がるのかと思ったら、そうではなかった。泣けもしなかったが。
芙美の息子の真相も、断酒の会も…特に際立ったハナシではあるが、見ている観客側からしたら、心揺さぶられる内容かと言うと、どうでしょうか。
ちなみに試写会では、ツユクサは表記がつゆくさひらがなで縦書きだった気がしますが、ホームページは、『ツユクサ』とカタカナ(英語でTUYUKUSAも)となってました。
映画『ツユクサ』国内評価
日本では意外に…普通評価ですね。高年齢層が増えた(若年層が減った)からでしょうか。
Y!評価『ツユクサ』3.5/5でした。
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