1994年作品。地上波で放送はWikipediaによれば1997年テレ朝が初めてで、実に24年振りである。 初めて初見で見てみたが、最初はサスペンスっぽいけど、スタンドバイミーみたいな冒険もの?兄弟でって見てた。 違う。急に車に連れ込まれ殺されそうになる兄っっっっ!
此れは…やはり、サスペンス?“summer of 84” (←こっちはサイコ・ホラー・サスペンスでオチが面白くなかった)の様な匂いがするぞッッッ!と思った。だが、そこは午後ローのスタッフ!そんな絶望的な終わりかた…解決しないB級作品なんて放送しない筈!
見続けると、弁護士ジェローム(ウォルター・オルケヴィッチ)と名乗った。汚い太った男は兄マーク・スウェイ(ブラッド・レンフロ)を煽り、自分を殺してみろと言う。 弟ダイアン(デヴィッド・スペック)が気絶から目覚め、兄マークは隙を見て逃げる。
ジェロームはマフィアの上院殺しを知り、死体の隠し場所を知っている。マフィアには狙われるのでジェロームは故郷に戻り自殺しようと車の排気ガスを吸おうと森に来た。でも兄弟に見つかり逃げられ、自殺。
森に行くなと母に言われてたヤンチャ兄弟は、ジェロームと言うオッサンのせいでトラウマ。弟はPTSD。 マフィアに狙われるし、死体の場所を知りたい上院議員候補の検事ロイ(トミーリー・ジョーンズ)はマークに人権の主張を子供だからと聞かずに質問しまくる。
其れをマークは、街に沢山いる弁護士を探し自分の人権を保護。主張を聞いてもらおうとする。
出会った女弁護士レジー(スーザン・サランドン)はマックスのなけなしの金で依頼を受ける…。
そう言うあらすじだが、もしかしたら、TV地上波は、ノーカットではないかもしれない。すんなり弁護士を引き受けていた。 また、マックスの家がマフィアに燃やされるシーンでも、唐突過ぎ。
さて、感想的には、思ったよりも良かった。 マークが子供故に、理不尽なやり取りをする。常に女弁護士レジーに反抗的になる。
レジーは、親子に優しく接するし、マークの母ダイアンが学歴も低く貧困層な様な話しかたでダイアンがPTSDで入院騒ぎでも常に金銭を機にする。
仕事も首になり、住むトレーラーもマフィアに燃やされレジーに当たってしまう。だが、レジーは優しく語り、ダイアンもレジーに辛く当たりキレた事を後悔する。 この物語は、マークの子供故の生意気さもあるが、人間が皆優しく描かれてる感じがする。
ただ、検事ロイは上院議員候補で憎まれ役である。それも、マークが嘘を言わなければ解決した事が多いから、イラつくのも仕方ないかもしれない。だが、マークも子供であるが権利はある。 そして、その捜査の撹乱にも匹敵する事を作ったのはそもそも、母ダイアンに言われた 森に兄弟で行ったのは悪い。
盛り上がりどころは、アクションでは無い。随所にマークとマフィアのやりとり。マークが脅されるサスペンス的な処と、アクションも多少ある。 アクションよりも、人間ドラマが主流かなと思ってる。
最後にかけて、マークがレジーと死体が移動されて無いか見にいくのは…スタンドバイミーを思い出した。 バッチリ見ないとすまないと…。 そんな…死体の一部見たらそれで納得すれば良かったのに見たのはレジーの興味本位か。その死体の人物も知らないのにと思った。
最初のシーンで弁護士ジェロームがマークを捉え自殺するぞと車の排ガスを止めて?いた様子、マークを車で脅すシーンが1番危機迫った。
また、最後のマークが個人保護プログラムで、過去を捨て家族で他の土地に越す時に、レジーにお別れを言う時に“過去を捨てるプログラムだからもう会えない”と言うレジーに、マークは抱きしめながら悲しむ。かと思ったら、「(もう対面で会えないけど)電話する」(手紙書くよだったかな)と言う時は、ウルっときた。
結果、良かった。面白い作品だった。
古い映画だから、役者さんは亡くなってたりするけど…トミーリー・ジョーンズは生きてるし。昔の写真や映画は色褪せない。面白い映画だった。
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