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新海誠最新作2022年冬映画『すずめの戸締まり』感想 2022.11.12 | あゆきょちの映画の館〜元ベテラン映画館スタッフブログ〜

新海誠最新作2022年冬映画『すずめの戸締まり』感想 2022.11.12

2022年作品

2022年冬作品、新海誠最新作…。ファンタジードラマのアニメ。あらすじ・ネタバレ感想等を書いていく。 新海誠の前作『天気の子』(2019)より3年で発表。『君の名は。』(2016)から『天気の子』迄も3年間なので、それくらいのスタンで制作してるのが分かる。

『君の名は。』の前作、『言の葉の庭』も『君の名は。』の3年前なので、新海監督の中でデビュー以外は約3〜4年に1本制作してる。 新海誠さんの有名な話しは1作目がほぼ1人自主制作。 私は存じないが、今はアマプラで全作品配信が始まった。

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感想は一言で言えば、『生きる』。某ジブリのキャッチコピー“生きろ”的な感じで。ちなみに本当のキャッチコピーは「行ってきます」。

とてもプロデューサー川村元気そのまんまっぽい。

 劇中に地震、震災風景、アラームなど出てきますと言う告知がムビチケ(前売り券)販売した9/30以降の10/22に公式Twitterに出る。

被災者でもこの作品には好意的なリプ欄のコメントがあるが、人によってはムビチケ出る前に事前情報が欲しかった等も居たそうで。

ただ元からの新海誠監督ファンには嬉しい限りだろう。 そもそも、新海誠作品が日本の伝統にありそうなお話しと、ファンタジーが軸であり、恋愛観は1作目から今作まで様々らしい。

近年はハッピーエンドが多いのかもしれないが、前作『天気の子』は日本が崩壊した事から、ハッピーエンドと捉えない人もいる。恋愛的にはハッピーエンドだけど。

 さて早速、あらすじと感想を綴りたい。

映画『すずめの戸締まり』あらすじ

綺麗な星空の割に周りは静まり返り、草を掻き分けて進む女の子は、“お母さん”を探していた。 そこに髪の長い…白い服を着た誰かが現れ-…この道を指南してくれるのだろうか?

ハッと目覚め、部屋の中に気持ちよく降り注ぐ陽の光に少し汗ばみながら目覚める鈴芽(すずめ)。 窓が開いていたのか、目覚めた周りには蝶々が数羽待っていた。

 リビングではオバさん岩戸環が“お弁当を忘れないでね”と鈴芽にキャラ弁を渡し、「今日は遅くなる」と言う。鈴芽がすかさず「デート?」と聞くと、環は‘仕事’と答える。

鈴芽がチャリの鍵を、環は家の鍵をかけ車のエンジンをかける。お互いに通勤・通学が始まるいつもと変わらない日。

坂の上から気持ち良さそうに自転車で駆け降りる鈴芽。その坂道で旅行なのか軽装な…リュック姿で白いシャツの男性が坂を上がって来るのが見えた。 鈴芽はチャリの勢いを緩め、キコキコとゆっくり目にチャリを漕ぐ…。

今朝の夢の白い服の人を少し頭に思い浮かべるように、ゆっくり何かが頭によぎった気がした。 すれ違ってしまった肩まで髪が伸びた男性に少し、ドキつき、一瞬が終わった安堵にも似た感じがあった。 が、その男の人が不意に話しかける。

「ここら辺に廃墟ある?扉を探している。」と聞かれ、鈴芽は、「(扉?)あそこの集落が使われなくなった」と場所を指す。

 ここは九州の静かな街。 鈴芽は坂を降りきった踏切のある場所まで行くと、友達に会う。そこで…やはり、あんな廃墟に行くのは…と、友達には忘れ物したと伝え、引き返す。

 廃墟に到着し声を出して進む。「貴方を何処かで…会った事があるような?」と鈴芽は言った処で、「これじゃナンパか?」と呟く。そして、誰も居ない廃墟の真ん中には…ポツンと扉が見える。

 その扉周りは大きな水溜りになっていて…鈴芽は濡れるのを少し気にしたものの、くるぶしくらいまでの水ならと足を入れる。 扉の前まで進み、真ん中に立つ扉を疑問視しながら開く…。

扉の向こうには、宇宙の様な…宇宙が見える場所が広がっている。え?と鈴芽は扉の横を見回すと、扉は‘普通に’平面が広がる。ただ、扉を閉めても‘普通’なのだが…開けると他の世界が広がっている不思議。

水面の傍には石碑みたいなものが光り、取り出すとドライアイスの様に氷が溶けた様にサ〜と氷が落ちる。形状は変な…動物の土偶の様な形の石碑だったが、床から引っこ抜き氷の様なものが落ちた途端、形が変化しモサッと丸くなる。

驚いた鈴芽は「キャッ」とその石碑の様な固い形から、丸いモサッとした生き物に変化した何かから手を離す。ソレはやはり生き物でサーっと何処かに行く。 鈴芽は「なになになになに〜?」と驚き、その場から勢いよく駆け出す…。‘扉を開けたまま’に気付かず…。

 学校は昼休みで、鈴芽が到着した時には友達はお弁当を開けて食べ始める処だった。「重役出勤ですね〜」と揶揄われる鈴芽も、お昼にしようとお弁当を開けるが…。 山側に煙の様なものが見え、友達に聞くと鈴芽と同じものが見えないと言う。

鈴芽が驚いていると、一斉に地震のアラームがスマホから流れ、地震がくる。一瞬で過ぎ去ったかの様に思えた地震だが…。鈴芽は先程の山の煙に目を向けると、大きな大きな黒いナニかが海側に向けて伸びていた。

何故?誰にも見えないのか…そして、ソレは大きく伸びているのか…。鈴芽はハッとなり山の先に向かう。“あの廃墟だ”。チャリで爆走した鈴芽は…廃墟に到着。

そこでは先程との景色と、全く違う風景が拡がっていた。目を見張る鈴芽はあの扉を中心に渦巻くナニかとその扉を押して閉めようとする先程の男性を見つける。 男性は必死で扉を閉めているが、鈴芽に気付き、鈴芽に逃げる事を促す。

鈴芽は怖い気持ちはあったかもしれないが、ギュッと拳を握り彼の元へ駆け出す…。男性のあとから扉を押さえる鈴芽。 足元から糸の様な何かも出ている。 “ミミズだ”と言う男性。

 大変閉まりにくい扉を2人で懸命に押すと、押しながら彼は「かしこみかしこみ…」と何か呪文の様なものを唱える。そして胸にかけていたペンダントの鍵を扉の鍵穴が明確に現れた時、「お返し申す」と彼は鍵をかける。

 この騒動で傷付いた彼は鈴芽にもう終わった旨を伝え、帰る様に言うが鈴芽は見過ごせないから…と自分の家に彼を連れて行き治療をしようと。

鈴芽の部屋には3本足の椅子があった。草太は不思議に思いながら、不安定そうな椅子に腰掛ける。

彼は治療され自分は宗像草太と自己紹介し、鈴芽も岩戸鈴芽だと伝える。聞きたい事がいっぱいあったがそこに窓から1匹、白い仔猫が入ってきた。

すると「すずめ、すき」と猫が喋り、草太が「もしや…」とその猫の正体に触れた時、猫は「お前は邪魔」と言って、草太は消えた。

 逃げる仔猫…「え?」と言う鈴芽に対し、椅子が喋った。…草太は3本足の椅子になっていたのだ。 猫を追い、かける草太。 鈴芽も追いかけ玄関に行くと、同時に環が帰って来て玄関を開け、すれ違いざまに「鈴芽を心配して帰って来た」旨を伝える。

鈴芽は環を置いて、草太と猫を追って走り出す。何処までも行く2人…?1匹と一脚。猫はともかく、椅子が走っている事を動画に撮られるまま進む。 鈴芽は行く先で地元民に声を掛けられるが答えようもない…。

 とうとう猫は、船に乗ってしまい、草太と鈴芽も乗り込み…船は出航してしまう。 草太を捕まえた鈴芽。乗客は口々に動く椅子はなんだったんだろう?と話す。…猫は飛んで他の船に移動して行方知れず。

 乗車してしまった鈴芽と草太は、甲板でどうしたら良いか…と。草太は‘色々聞きたい事があるだろう’と、鈴芽の質問に答える。 草太は全国にある扉(後ろ戸)が災いをもたらす為、それを閉じて歩いている‘閉じ師’だと言う。

鈴芽は草太にパンや飲み物を買ってきて置き、話しを聞く。草太は椅子になった今、食事は食べないと鈴芽にあげると話す。 鈴芽にもう、観光船が着いたら帰ってと話す。

 鈴芽はスマホのSNSで移動してる猫を見つけ、猫はその愛らしい表情で移動した先々で写真を撮られ拡散されていた。1匹で電車に乗ったり何処かを目指す様に移動していた。その仔猫は‘ダイジン’と言う名前を付けられ、ハッシュタグで拡散されていたのだ。

 行き先の神戸に朝、着く。帰る筈の鈴芽は草太と一緒にダイジンを追う事を話す。草太は反対するが…。鈴芽は時に草太を椅子として運んで、ダイジンを探す旅が始まる…。

映画『すずめの戸締まり』感想 ー“強く生きる事”それが答えー

あらすじで書き出したのあとの事を、少しまとめたい。感想は時系列上の書くものになる。

 

映画『すずめの戸締まり』導入部 物語冒頭の疾走感でファンタジーへ誘う

最初の導入部としては、先日の金曜ロードショーで『君の名は。』の後に冒頭12分の部分よりは、鈴芽の過去が出ている本編。 ちなみに金ローで流した部分については、もう動画はYouTubeなどに出ていないっぽい。 

冒頭に関しては、やはり本編へ誘(いざな)う疾走感があり、見事な出来栄えなので口で説明するよりも、その本編12分動画を貼りたかったのだがないので、公式YouTubeの予告を貼っておく。

映画『すずめの戸締まり』予告…1番初めのティザービジュアルであろう予告。2022年夏に流されたPV。

そのあと次々と本編予告がYouTubeには上がっている(東宝Movieチャンネル)。予告②③と共に、ちょっと長い“行って来ます”Ver.もあり。

考察ではないが、この扉とは便利な発想で言わば、ドラえもんの‘どこでもドア”的な扉で、置いてある状態では扉。開けると別世界と言うのは、一前扉の面と裏でこの世と常世(とこよ)を隔てているんだ…という象徴が分かり易い。

なんなら‘どこでもドア’だって1アイテムに過ぎないのに奥が深いなと思ってしますよな…。 ファンタジーと現実を分ける扉。そして、1枚の扉は表裏一体の意味でもあり、ちょっとした事で、平和の均衡が崩れますよと言ってるよう。

昨今の戦争に例えるなら…1枚戸の様に“平和”がいきなりちょっとした歪み、原因で“戦争”になると言う話し。それって、一瞬の気の緩みみたいなものです、この世はそう言う不安定なバランスで出来ていると言っても過言では無いとも思う。

例えば…アニメ映画で富野監督の『イデオン』と言う作品があるが、その冒頭で、異星人のお嬢様が他の惑星の事が知りたいと出掛けたキッカケで戦争が始まる様な…。 結局、導入としてはそんな事で?と思うかも知れないが、現在を生きてる私達だって、何かのキッカケで平和は一瞬の内にぶっ壊されるよ…と言うのは、当然の事である。

だから“普通に”生きてる事が尊く懸命になれるとも言えるんだけど…。

頭の中平和でモノ知らずな自分さえ良ければ良い人の世界にはきっと知り得ない、理解し難い世界だろうが、いつだって世界はくだらないと思える様なキッカケで戦争を始めてきた歴史がある。

愛媛の千果との出逢いーそこから始まる「行ってきます」の旅ー

話しを戻します。鈴芽が坂の上を歩き、スクーターとすれ違ったが、スクーターの荷物にオレンジが落ちてしまうのを颯爽と草太の機転で回収し、愛媛のJK千果と会う。

千果と仲良くなりいっけん楽しそうだが又、廃墟にダイジンを追って行きボロボロになって千果の家の民宿にお世話になる時楽しそうに恋愛話しをしたり、美味しい民宿のご飯。千果の隣で寝る和んだ雰囲気であり、ちょっとした事もほんわかするひとときは、愛媛での戸締まりを鈴芽一人で終えた事へのお疲れ様と言う気持ちと安堵を表している様だ。

度々、扉が非現実的に対して、現実の人との関わり…旅、出逢い、感謝…そしてキャッチコピーの「行ってきます」が交差する。

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『すずめの戸締まり』疑問点、お金の描写

 私の気になった点であり、この映画『すずめの戸締まり』での表現を映画感想とは少しかけ離れます点、ご了承下さい。

鈴芽が新たに出掛ける為に千果が用意した服や鞄で私服の鈴芽が、千果と別れ、又、SNSの情報を元に神戸へ渡るが…本当に制服で着の身着のまま家から出てきた鈴芽はお金あるのかな?と疑問だった。

そこは環のターンでも解決した通り、何故か何も持っていなさそうな鈴芽はスマホはあり、制服のスカートにでも財布があったのか…そこのところの細かい描写は一切出てこないが、環が口座の残高を確認していたり、鈴芽が‘貯金(お小遣いの残高)が無くなってしまう’と言うセリフがあるので何処かしらでお金…銀行のカードを持っていて電子マネーにチャージして移動していたのか?とも思う。

お金に関しては大した考察ではないが、わざと監督は‘財布’と言う描写をしなかったのかも知れないと思った。 今の若者はスマホ決済(交通系ICを連動させてる)か交通系ICカード自身で支払いをしてお財布を持たない人もいる。

日本の電子マネーや非接触会計について〜経産省の推進とスタッフ側の対応について述べる〜

今や、現実世界では電子マネーの時代…私の記憶ではコロナ禍前には経産省がIC導入を日本に広めたいとしていた。ニュースなどでも話していたが、私の実際に行った経済系の商談会のセミナーで派遣スタッフとして2018.19年頃に仕事していた際には、経産省の人が世界の統計を用いて説明していたのだが。外国に比べて日本の非接触会計率は低いとの事だった。

 外国では電子マネーやクレジット(デビット)カードが主流の国もあり、現金を使わない国まである。 経産省の人はその頃から日本の普及率を100%近くに伸ばしたいと言ってはいた。但し、日本の現状を考えると、3.11の震災から今日(こんにち)迄の災害を振り返っても、“災害に遭うと電子機器が止まり使用出来ない”現状を変えない限りは、日本の現金以外の支払い…非接触会計の普及率は伸びないと推測される。災害があると、現金が必要になるのは否めない。

ただ、被災に遭われた方々への迅速な対応として政府が仮住まいの場所を提供したりその前なら学校などの集合場所、一時避難場所に加え、‘お金を使わないが最低限の生活”が必須であろうし、災害時は各大手企業からの寄付によって最低限食べていける事…防衛費なのだろうか、自衛隊の炊き出しなどもある事が必須ではあろう。

その際は、お金を持っていなくても多分、しばらく暮らしていける日本だとは思うのだが。 話しはズレたが、現金以外の生活といった点での話に戻ります。

此れは、私自身、近年(2021年夏)まで映画館で働いていた訳だが、その際に、電子マネーの機器が止まって事は働いているとどうしても起こった。 本格的に経産省が電子マネー決済など意欲的に導入してと企業に呼びかけたのはコロナ禍前になり、私の働いていた映画館でも導入後は混乱を招いた。

勿論、スタッフ側が理解している事前提でレジも振り分けて対応していたが、まぁ始める時は思った以上に大変なものではあった。まずレジを‘現金’と‘現金以外のレジ’に分けるべく、客に声掛けしつつ対応していた。が、客側も不慣れ、スタッフ側も応じるのは初めてで慣れない。

そんな事が続いて散々、客側からのご意見もあったが…並んでたのに現金が使えないと言われたとか言う意見だったりは、レジ外でご案内スタッフとレジのスタッフが直接お客さんに会計方法を案内する事で解消はしていった。 スタッフの振り分け以前に案内板は出してあるが。

 まぁ、そんなこんなで色々慣れる迄、お客さんに散々言われつついたのだが、近年のコロナ禍が始まったと同時に、一変したのが非接触と言う選択肢が増えた事だ。現金を持たない人が増えた訳ではない。あと、現金会計も自動釣り銭機によってスタッフ側が接触する事が解消された。

この統計、何処かにあるかなと調べるとしたら、断然、経産相の公式H.P.だろう。非接触会計の普及率については、統計をまとめてあったので経産省の公式を見てもらいたい。

この作品のお金の描写が無いのは非接触会計が主になると予測して…か?

まぁ、お金の描写の表現がないのは電子マネー決済推進よりも描くのがめんどくさい描写でもある事かなとは1番の理由だと思う。 主人公などがお金を払うのをちまちま見せるよりは、そんなシーンを描いてる暇は無いと言う理由かなとも思う。

また、監督自身富裕層であり、そんな表現は使わないであろう…と思ったのもある。個人的にはだけど。‘そんな細かいシーン’は要らない。だが、ファンタジー映画を見る前提だとして身、普通に暮らしてる一般人からしたら、鈴芽はどうやって旅してるの?このリアルな絵柄の描写の中にそこは疑問だと‘フツウの観客’なら思うと思う。

さて、上記で述べた通り今の若者は小銭でさえ持ち歩かない人がいる。お財布なし、交通系ICかスマホ払い。 このアニメのヒロイン鈴芽もそう言う決済方法であろう。 まぁ…現実からしたらこの世界線が今の日本の3.11の年代から数年後の今現在(2022年)かも知れないので、違和感は…無いかも知れないが。

私は、監督が未来の電子決済を見越して電子マネー決済オンリーと考え、敢えて現金を出さなかったのでは?なんて思うけど。 未来の話としてか、現代が舞台の何処かパラレルの様な話しで実際にあるよなんて描いたちょっと先の未来と言う考えも出来るかなと。

お金の表現…描写1つでそこまで考える事では無いとも思うけど。多分、監督にとってはお金の描写なんてどうでも良いと思ってると思う。 前回の『天気の子』(2019年)では「今時の若者はお金ない」とインタビューの何処かで答えていたので、彼の中で今の若者を憐れんでも自分からしたらお金の表現なんて不要だと思ってるのでは無いかなと感じた。

神戸 ルミとの出逢い

さて、鈴芽が次に向かったのはダイジンが行った神戸。雨の中、ヒッチハイクしても捕まらず親切なおばちゃんの車に乗せてもらう。ルミの車には2人の子供が乗っていて椅子の草太さんを訝しげに見つめる。

こう言う小さい子の表現て上手いなと思っていて、監督をウィキペディアで調べるとどおりで…既婚者ですね?なるほど。結婚いつしたなどの事はウィキペディアには載ってませんでしたが。冒頭に鈴芽の幼い頃の表現もそうだけど、子供に大変さと可愛らしさをギュッと表現していて良い。

また、昔ながらのスナックの表現も上手い…あるあるだよなと懐かしみを感じてしまう。 スナック‘はぁばぁ’から鈴芽がまた異常気象に気付いて飛び出して、廃墟の扉を無事に閉めてボロボロになって帰って来る。

鈴芽が戸を閉める際に、草太に死ぬのは怖くないと言う強さは凄かったな………。

愛媛では無かった鈴芽もお料理をする一面を夜食の際に描いていたが、焼きうどんにポテサラは罪である。やった事は無いがカロリー高そう…。美味しそう!とはならない組み合わせが意外すぎるけどコレって各家庭の味を見せ、懐かしみを入れると言う…今回は全体的に懐かしみとか親しさを念頭に置いて作っている感じがした。

勿論、『天気の子』でもヒロインが美味しそうな家庭料理を作っているのだが、本当は幼い年齢で…未成年の2人暮らしと言う背景から美味しそうに見えても‘可哀想’がついてきてしまったのが、前作に賛否の感想にも反映されているのかも。

やはり、新海誠作品は“高校生くらいの血気盛んだけどコドモ大人になる手前で大人びた面がある”がちょうどなのかも知れない。 大体はアニメ作品作ろうと思ったら幼い年齢だと力がある…未成年が故に厨二病的なチカラがある表現が多い。成熟してないと言う処も良いのかも。

 今作は、鈴芽 高校生、草太 大学生と言うのも良い。鈴芽は…幼い頃、もう常世を見てしまったから‘視える’様になってしまったと言う設定も良いし納得だし。草太は鈴芽と違ってちゃんと大人と言う感じが良い。

ただ大学4年生もバイトしてたとしても、オトナの社会人からしたらまだまだコドモに見えるんだけどね。それにまだまだ、大学生だと社会を知らない分、オトナに言いくるめられそうな年齢なんだけどね。 今作の草太さんに関してはクリーンなイメージがするイケメン大学生。

クライマックス東京編

 神戸を経て、東京に向かう時はいよいよ終盤…いやクライマックスへと向かうであろうと想像出来、緊張が昂るが、当の本人のヒロイン鈴芽が…東京に向かう新幹線に興奮し、富士山を見れなかったと言う描写はやはり、田舎の人なのねと思った。

その点はやはり、まだ未成年のコドモなんだな…と思いつつ。東京…お茶の水に着いて、草太のアパートに行って、また進展。 この物語の決着を付けるのは2つの封印が必要という事。 予想通り、ダイジンが要石の一つであった。

 古代から‘閉じ師’をしてる家系の草太は古い文献を見返して、要石は場所を変え日本の2ヶ所に現れる…と言う。“重要な部分が塗りつぶされてる”と言う表現が、鈴芽の幼い頃に記憶も塗りつぶしたいトラウマだと鈴芽の日記にも後ほど出てくるが、いつだって解決をするに本人らが探っていかなきゃいけないと言う事でしょう。

 東京で一瞬にして渦を巻く災いが出たのは、鉄道のトンネルの中からだった。…よく、都内の不思議で地下が存在すると言うけど、確かにお茶の水は知らないが皇居とか国会には地下トンネルの噂はあるよね…。都市伝説…。

東京に地下があるとしたら…うーん?鉄道繋いでるところか水道通ってるところとか?と安易に思うが、防災地下神殿…は埼玉だがそこら辺の知識しか無いな…。まぁ実際の処、やはり電車の通路とか水道の通路とか地下通路はあると思うけど…。

都内に何年住んでても分かりませんが…。ちなみにディズニーに地下があると言うけど、ただのトンネルだよ。私はキャスト時代は通った事ないけど。都市伝説でもなんでもなく…例えば駅の東口と西口をつなぐ様な地下通路?トンネルはあったな。

 さて話しを戻すと、アパートで草太の友達 芹沢に会った。芹沢は、昨日、教員試験だったのに来なかった…と伝える。数年努力したのに教員試験を受けないでもう顔も見たくないと伝えてくれ…とアパートを後にする。

其処から…鈴芽は草太さんがそんな重要な事になってたのは知らなかったと言葉を綴るが、災いは待ってくれない。地下から出た災い。空に伸びる災いを草太と災いの上に乗り、ダイジンを追う。鈴芽はローファーを片っぽ落としてしまった。

空の上、災いの上の2人とダイジン。草太に問おうにも草太は動けなくなった。もう、ほぼ椅子と同化してるのかな?と言う感じで動けないと思ったらダイジン曰く、要石担っているんだと。

たくさん他人が死んでしまうから、ダイジンは草太を鍵(要石)にしなと災いの上で鈴芽に言う。鈴芽は泣きながらそんな事出来ない…自分が変わりたいと思っても時間がない。泣きながら草太を要石にし、災いに刺す事で治める事にする。

ダイジンに見た目の可愛さとは違く‘たくさんしぬ’などの言葉が残酷で結果的に草太を要石にした事で、鈴芽は怒ってダイジンのクビに手を回して持ち上げるが…非道な事など出来るはずもなく、ダイジンが“すずめすき”と言うのに対し、「もう、喋らないで」と落胆を隠せない。ダイジン自身、鈴芽に「好きじゃ無い」と言われショボンと小さくなり、去る。

 鈴芽は災いが草太のお陰で収まり、形状から落ち地下道に叩きつけられ制服はボロボロ。もう片いっぽも災いとの対決中に脱いで走ったので、靴下で歩いている。

絶望の中、鈴芽は行く当ても無いかと思ったら、ボロボロの格好のまま、草太のお爺ちゃんの病室に行って草太の救出に助言を煽るが…助けられないと言われ。鈴芽に「死ぬのは怖く無いのか」と聞く草太の祖父に「死ぬのは怖く無いが急に居なくなるのはやめて欲しい」旨を亡くなった母を思いながら言ってた。

そして…母と暮らしてた被災地へ

鈴芽は草太の家でシャワーを借り、着替え、意を決して旅の準備をする。駅前を歩いていると芹沢に止められ、振り切って行こうとしたら環オバさんが。 環さんを振り切りたい鈴芽だが、芹沢と環と鈴芽…そしてもう会わないと思われたダイジンが一言話し、奇妙なメンバーで鈴芽の最終的な旅が始まった。

 母を思い出しながら進んだ道…たまに夢を思い出す鈴芽。病室で草太の祖父に言われた事で亡き母を思い出す場面も、この道中で思い出す時も終盤の生前の母を思い出す鈴芽も…。私は個人的に、今年夏に母を亡くしたばかりなので辛くて泣いた。

中盤の亡き母への回想と災いの前のスマホのアラーム、被災地のハッキリした輪郭の絵にずっと嗚咽を止められなかった。エグい泣いた…。

 途中のパーキングで環がサダイジンという大きな黒猫でもう一方の要石が現れ…急だなとは思ったが、環オバさんにずっと付いてきたんだろうな。ダイジンもサダイジンも神様。神様とは草太さん曰く気紛れとか遊び心があるとか。

その通りで戯れ合いながらもサダイジン自身、環に本音を言わし付いていたのは神の悪戯だったのでは無いかなと思った。ただ、環が鈴芽を10数年引き取ったのに、思わぬ言葉を吐いた時、私の昨年までの映画館スタッフ歴が12年で、もし後輩にあれ位パンチの効いた事を言われたらその10数年は何だったんだろうと絶望しただろうなと環に同情し涙が又止まらなかった。

 車で長距離運転の芹沢は懐メロをずっとかけていて…えぇ…芹沢が生まれた年には無い曲じゃ無いか…と思ったが、まさかの懐メロにアニメ映画の中でアニメ映画の曲を流すなんて!と涙した。魔女宅のユーミンの「ルージュの伝言」。

その後も聖子ちゃんやチェッカーズ等の懐メロがかかる。 アニメ映画の中で他のアニメ作品を彷彿とさせる演出は何も新海監督が初めてじゃ無い。映画の中で映画を見に行くなんて事もあったんだよね。新海監督の作品で言えば、前作の『天気の子』のコスプレした子が出た事もあるし。 急なコラボっぽい。

 道中で芹沢が目立ってきた処で最後の要になる訳でもなく、リタイヤ。芹沢の声優さんは神木隆之介…。『君の名は。』の瀧くん…。 全然違う声質。まぁ、神木くん芸歴長いし俳優以外で声優も随分演ってるのでね。

それにしても芹沢と言うチャラい見た目の役を上手く演っていたな…。それに80‘sソングを、まんま歌ったり‘にゃにゃにゃにゃ’で歌うの愛おしい。

決着の矛盾

既にこの映画の評判が公開2日目にして良いだろうし、新海誠監督ファンも大絶賛であろうけど…。最期は鈴芽が“死ぬのは怖くない”とずっと言っていて、草太の変わりになれるなら要石になる-…!と助けに行く処で…幼い記憶も蘇った事もあってか、めちゃくちゃ、最期“死にたくない!”と言ってきた。 …‘死ぬのは怖くない’、でも“死にたくない”。

それは矛盾だけど、高校生なんだもの、まだ。若い美空で死ぬ事ない。 怖いのは当たり前。このセリフで一気にジブリ風のキャッチコピーの様ぬテーマは“生きる”って事かもと思った。『天気の子』では、例え世界(日本)が無くなっても2人は悲哀では無くハッピーエンドだと。

 今回、まだ災いは続くけど‘閉じ師’としての草太はいるし、恋だと思わなかったど協力した2人が恋だと思うのに時間は掛からなかった…とか。愛おしい時間を、常世で過ごしたと思う。鈴芽は過去の自分を抱きしめその側には草太。

元よりイケメンだけど勘違いかも知れないけど、恋愛だなって、好きだなって認識する2人。草太が鈴芽の事を年下の可愛い女の子と言うよりは、勇敢で頼れるオンナノコとして扱ってるし、物腰が柔らかいと言うかずっと鈴芽に敬語なのには好感が持てる。

エンドロール後の物語

最期、鈴芽と草太は別れる。芹沢は車で帰り、鈴芽は環オバさんと帰るであろう。草太は閉じながら東京に帰ると告げ…電車のホームで別れを惜しむ2人が。鈴芽は自分の恋心に気付いているが、草太には最後告げられず、時間になるが。ハグしてくれて…此れはもう、ハッピーエンド。

だが今回は、鈴芽と環が帰り道で鈴芽がお世話になった人にお礼を言いながら帰ると言う絵をバックにエンドロール。鈴芽役 原菜乃花の透明な歌声…と共に。いや、RADもかかりますよ、恒例の。ただRADは『君の名は。』くらいのPVばりの挿入歌バリバリに無かった。

 そして、最後の最期…鈴芽の街にまた草太が来る。この終わりかたは『天気の子』の終わり方を彷彿とさせた。

映画『すずめの戸締まり』総評

まぁ…『天気の子』は私は酷評でしたので、この作品にハッピーエンドでは良かったと言いたいのですが。やはりサダイジンが急に出てきた辺りはご都合主義だなと思いましたし。

兎に角、地震等の表現で注意喚起が映画館スクリーン前に出ていたがもう…こんなに泣くとは正直思わなかった。辛くて辛くて仕方なかった。 3.11当時は、私は足を怪我してて仕事を休んでいた時でもあったのだが。結構…都内でも帰宅困難者を見て辛かったかな。

地震の跡を目の当たりにしても居ないし…被害に遭ったかた近くに居ないけど、両親共に東北出身で、親戚の知人はだいぶ亡くなったのは聞いていた。

其れを思うと辛くて仕方なかった。

1番驚いたのは、映画終わりにはめちゃくちゃ安堵の笑いが起きた事。ちょっと私には3.11の惨劇も想像したのと、私自身の母が亡くなった事で鈴芽の母を思い出すシーンが辛くて仕方なかった。

ハッピーエンドで良かったね!なんて笑えなかったな。ただ辛く。 

ダイジンに至っては、鈴芽が手をあげなくて良かったと言うのと、ダイジンが猫の形で可愛くて。純粋に災いの場所を教える為に“人がいっぱい死ぬ”とあっけらかんと言うのは純粋な気持ちで言ってる神なだけで、悪意がない猫の形の神と解って良かった……。

猫が悪い役だったらもう立ち直れないから。

 鈴芽が災いを受け、観覧車にいるシーンは怖かったし、高い場所だし扉の先が常世に鈴芽には見えるのに実際落ちそうになるかもと思って怖かった。

 とりあえず、全体的な総評としてはきっと面白かったです。私は嗚咽止まらなかったので、ハッピーエンドは良かったけど安堵の笑いとか信じられないけど。 其れは母を亡くしてるからで。 絶対的に新海ファンでも最近近しい人が亡くなったり、3.11の記憶が辛い人は見るべきでは無いかも。

新海は今回、全国の協賛と言うテロップを見たのでとうとう…ジブリの上をいったんではないかなと感じた。

映画館来場特典 新海誠本

全国300万名に新海誠本と言う入場者プレゼントを貰った。読んで感想は後日更新するかもです。

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