2021年映画。PG12、ホラー・アクション。★3.5
映画版のオリジナル、アリスが主人公のシリーズバイオの過去感想は此方→『バイオハザードⅣ アフターライフ』感想
バイオ、待望の(!?)ゲーム原作に忠実な映画が出来ました! ゲームを再現?かと思ったら、全くのキャラが違う…との声も上がる中、概ね好評と思える作品です。
さっそく、あらすじと感想を書いていきます…!
映画『バイオハザード ウェルカムトゥラクーンシティー』あらすじ
クレアとクリスはラクーンシティーと言う街のアンブレラ社の養護施設で暮らす。 クレアは寝ていて気付くと、知らない怪物の様な物体がベッドに入ってくる気配をいつも感じ、うなされて起きる。
兄のクリスは心配して、クレアと一緒のベッドで寝るものの、クレアのいる時にだけ来るその黒い物体…。何度となくクレアはその影を追いかけて、夜に起きる。 施設長に見つかり、行き先を止められる事も度々で、クリスは妹クレアが情緒不安定と話す。
ある時、クレアが夜に新しい家族が決まったよと連れて行かれそうになるが…。
そこから数年後、クレアは久々に警官になっている兄の住むラクーンシティーに戻る事を決め、トラックをヒッチハイク。今やラクーンシティーはアンブレラ社の工場も撤退し、荒んでいる。トラックの運転手がそんな荒んだ街に行くのか?と怪しい言動でをしてきたので、クレアは途中で降りる!と言い合いになる。
そんな時に道路に飛び出してきた人にトラックは当たり、人は衝撃と共に倒れる。トラックの運転手は慌てて車を止め、クレアは駆け寄る。ただ、そこにあった筈の死体は、無くなる。
その頃、ラクーンシティーのBARでは新人警官レオンが寝落ちしていた。仲間の女性警官達が、レオンを揶揄い、起きたレオンは他の警官が居た事を嫌に思う。
BARの女マスターには、夜勤か?と言われ、レオンは食事を済ませて警察署に向かう。 その頃、街では異変が起きていて、まだ研究員として街に残っていた男が家族と共に逃げ出そうと車に乗る。
クレアはラクーンシティーに着き、自分の家に向かう。 兄クリスが出てこないので、勝手口を破壊して入ろうとしたら、隣の住人に見られる。クレアはやっと家の中に入り兄と話す。“この街を出るべきだ、危険だ”と。
クリスはいきなり訪ねてきた妹の言う事が分からない…この街を捨て出ていったのに、何故?と。クレアは家に来る道中のトラックで人を轢いた事や、この街が破壊されると言う陰謀論についてやりとりしてた人がいる事を説明。
クリスは警官なのに、そんな事鵜呑みに出来るか!と怒る。
突然、隣の住人が窓に血で、カユイ…と書いていて面喰らう。隣の子供が入ってきたと思えば、親が襲ってきて、いよいよこの街の異変が迫ってると思った。 何とかバケモノ…ゾンビを回避。クリスは警察署に行ってしまうし、クレアはこれ以上この街が破壊されるカウントダウンが近いと感じ、兄を追う為に兄のバイクを拝借し向かう。
警察署では先輩がたに、ご指導されるレオンが警察署の受付に行けと言われ通常業務に戻るが、警察署内にも街中に響き渡る警報音を警戒。 他の先輩警官達はどうゆう事だ?と署長に聞くが、署長も知らないと言う。
他の件で町外れの屋敷に調査に行った警官が帰って来ず、ヘリで捜索も行かなければならず、新人警官レオンと署長以外はヘリで捜索。 何かを察した署長は身支度を始めていた。 レオンは警察署の受付で、ヘッドフォンで音楽を聴き、爆睡。
クレアをラクーンシティーに送ったトラックの中で、車で轢き居なくなった人の周りの血溜まりを、舐めていた犬に異変が起きていた。 犬は運転手の主人を襲い、噛むと運転手もゾンビ化してしまい、ラクーンシティーの警察署前で横転してしまう。
運転手は火だるまになり、そのまま受付前で倒れ込み燃える。レオンはやっと起き、異変に気付くが、署長は正面ドアを閉めろ!と命令。 警察署は固く閉ざされるが、扉を叩く住人達は何かおかしい…。ゾンビ化した十人が警察署にもワラワラと来る。
後は任せた!とレオンを1人残して地下の車で出て行ってしまう署長…。レオンは訳も分からず1人、警察署に取り残されてしまうが…。
果たして暴徒化したゾンビ達を食い止め、生き残れるか?町外れの屋敷に向かったクリス達は? クレアは…?
映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』感想
映画バイオハザードシリーズをほぼ、見た。実は、ザ・ファイナルの6となる部分のみ、見ていない。 このオリジナル映画バイオハザードは“アリス”と言う主人公のシリーズで、原作ゲームとは違った世界。そう、バイオは原作はゲーム(CAPCOM)なのだ。
CAPCOMのイメージは、かつてブームを巻き起こしたゲーセンからの大人気ストリートファイターシリーズだ。ストリートファイターは、1はバンバンボタンを叩く筐体だった。ストリートファイターⅡ(ストⅡ)は、対戦型アーケードゲーム。これで有名になったイメージでは、ある。
アーケードゲーム以前はファミコンで‘魔界村’‘ロックマン’のイメージも拭えない。ただやはり、ストⅡでしょう。ストⅡでは私の大好きなキャラ、春麗がいる。当時はそのボディラインに沿ったチャイナ服のデザインや、中国人で女刑事でストリートファイトしてる設定に沸いた。
私も当時はJKながら、ゲーセンに訪れ友達とストⅡを対戦したり、スーファミでストⅡしてました。 それから時を経て1996年、バイオハザードを発売。元となったゲームは‘スィートホーム’(1986年)だそうだ。ホラーアクションなイメージだったが、私からしたらシューティングも苦手なので、ゾンビをバンバン撃つだけのゲームなら無理そうだなと思った。
ちなみにこの映画自体は、ゲームの1+2だそうだ。私の夫は流石ホラー好きで、バイオ全作品をしてるそうなので、この映画はゲーム1と2が合わさった作品だよと感動していた。
私は映画のアリスの出ているシリーズしか知らず、え…アリスは出ないの?と言う感じでした。はい、無知で行ってしまいました。
トラックの運ちゃんが最初のゾンビ化した女を轢く時も、轢かれると解っててもビクっとしたし、トラックが警察署前で横転してドーン!と言う音をビクッとしました…。ビビりなんで(元々、ホラー好きでは無い)この作品の音と衝撃なシーンは結構ビクビクしましたよ…。
ゾンビ化で次に犬のソンビは、結構ゲーム見ててもあるので(アリス主人公の映画でもあった)、出たなとは思ったし、鳥…カラスに至っては未熟なゾンビだったので適応してないんだなと思いました。
そもそも、ゾンビ化とは…と言う処で、ゾンビに噛まれるとゾンビになるってのは基本ですが、このバイオハザードシリーズでは、ちゃんと理由があってざっくり言うと…前のアリス主人公の映画やゲームを若干見る限りでは、サイエンス系の会社‘アンブレラ社’がゾンビ兵器(生物兵器)みたいなのを研究してた〜と。
それで今回の映画では陰謀説と言ってはいたが、クレアと連絡をとっていたラクーンシティーの警察署に捕まってた男は、アンブレラ社の裏を知っていた。 生物兵器を元はアンブレラ社で栄えていて撤退後荒地になった様な街のラクーンシティーでばら撒く。
そして今回、多くの人間がゾンビ化。先に書いた様に劇中のカラスの様に未熟なゾンビ化途中のモノもいれば、多くの人間がゾンビ化してるが、クリスの家の隣人の子供はソンビ化したものの、多少の知性が残りというか、ゾンビと適応してるので喋れていたと言う理解で良いらしい。
この廃村の様な捨てられた街ラクーンシティーは、国も周知しての実験的なアンブレラ社の施設という事も、ゾンビ化が街に始まり蔓延し警報が鳴った時、街から出さない様な軍隊がいた事で解るだろう。
ゲーム原作でもそう描かれてたそうで、アメリカの国ぐるみで、ゾンビ化が進んで行く街ラクーンシティーを容認していると言う世界観が何ともリアルだ。 そして、クレアは幼い頃に地下の実験室で既にゾンビ化が適応している女性リサ・トレヴァーに会っていた。
リサは、恐らく最初は地下で実験され手枷をされ捕まって居たんだろうけど、幼いクレアに何度も会っているので、多少の自由は聞いたのか、ずっと隠れながら生きてたのか。
そして、ゾンビだから、食べないでも生きれたのか?別に他の作品みたいに人間を主食にしてる訳でも無さそうだ。人間が居るから食べてるだけで、ゾンビは何も食べなくても生きていられそう。
また、クリスの家の隣人、子供が適応していたが、大人(親子だろう)は口が自由に聞けずいたので適応はしていないので、ゾンビの適応の条件は個体それぞれなんだろうな。 その隣人が扉の窓に‘タスケテ?カユイ…’と血文字で書いてた(ウロ覚え)のは、旦那さんは笑っていた。(そう言うゲームのネタらしい)
やはり、ゾンビになって人間は食べると美味しいが、ゾンビになるのは痒いんだろうか。
あと、私が個人的に笑ったシーンは、トラックの運ちゃんがトラック横転した後それでも、燃えながら歩いてるシーンに、漫画のファイアマンみたい…wと笑ってしまいました。 ホラーって、一転すると笑えるシーンもあるよね。
さて、ゾンビになった人間はアンブレラ社のTウィルスというので感染してるが、アリス主人公の映画では、そのウィルス入りの注射が度々出てくるので、感染=ゾンビが噛むイメージもだが、やはり悪の象徴・根源・アイテムとしてにTウィルスの注射と言うイメージがある。
この映画では、そんなに注射器が出てこないが。
ゾンビ化した犬はドーベルマンのイメージが多いのは、ゲームでは軍用犬がドーベルマンだから。運ちゃんの犬もドーベルマンだった。飼い犬は正確にはゲームではゾンビ犬Cと呼ばれてて、軍用犬はケルベロスと名称があるようだ。ゾンビ犬もまた別にいるし。
ゲームではクモもいる様だし、劇場に出てきた鳥はクロウと呼ばれてる。 ゲームに出てきたリッカーは、VSリサ・トレヴァーでリサ強し!でしたね。結構、リサ助けてくれるし。
ウィリアム・バーキンってのは科学者で劇中では最後の敵だけど進化バキバキにするんだねぇ。凄かった(語彙力なし)。 あんなお父さんで子供は助かっても可哀想だね。
原作ゲームは、ちょうど1年前、バイオハザードヴィレッジが出たけど、結構、衝撃的な展開…ですね。ゲームも夫がプレイしてるのを飛び飛びで見てるので分からないけど…。クリスは出るけど、主人公イーサンの妻ミアが…悲惨な事になるし。
この最新版のゲームでも、ギターのコードを轢くと何かヒントになってた。今回の映画では、ピアノを轢くと隠し扉が開いたように…。ゲームってそう言うシーンが結構あるのかも。
そう言う事で、色んなゲームの様子が取り込まれてて楽しいみたいですね、この作品。原作ゲームしてなくても、怖さにビクっとし、危機を抜けれるのか?誰が生き残れるのか?と想像しながら観れるワクワク感もあったし。
原作ゲームをプレイした事なくても見れて、ゾンビも見れて、ホラー映画としては及第点でしょう。 4Dだったらもっと、ドキドキしたかもしれませんね。
『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティー』評価(国内外)
原作は日本のゲームなので、日本の評価から-Yahoo! 映画では評価低め→『Y!映画 バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティー』
アメリカでは普通の評価5.2/10みたいですね→『IMDb バイオハザード:ラクーンシティーへようこそ(日本語翻訳)』
やはりゲーム原作見ないと良さが解らない的な事はあるかもしれませんね。あと、アリス主人公の映画だとコロナ禍前なので、ゾンビのエキストラの数も半端なかった。 今、役者さんをたくさん集めすぎて映画撮ると批判おきそうですもんね-。
前回の映画感想→映画『461個のお弁当』(2022.1.26)
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