2022年アメリカスリラー映画。動物はハゲタカと犬、ハイエナ?は出て、動物はいずれか死ぬ描写あり。R指定では無い様だが…グロ描写はあります。クロックワーク配給。日本公開は今年2023年2月3日。
宣伝通り、600Mの電波塔に2人取り残された女性。少人数で話しが進む映画。サクっと済む筈のスリラー映画と思いきや、CGやらを感じさせない怖さで手に汗握る絶叫系…サクっと済まない。 とりあえず感想とあらすじも書いていこう。
映画鑑賞に合うコーラ全Amazon商品検索映画『FALL/フォール』あらすじ
夫ダン(メイソン・グッディング)とフリークライミングをしているベッキー(グレイス・キャロライン・カリー)。ダンきっかけで始めたフリークライミングで乗り越えてきた彼女は、仲間達とクライミング中、危険な足場でも飛んでおいでと抱き寄せる。
そのままキスする勢いの2人に女仲間はブーイングを冗談混じりにしていた。頂点を目指す3人。
…足場もあり、順調に登っていた3人ですが、ダンは足場の穴から鳥が飛び出し驚き宙吊りに。ベッキーは助けようとしましたが、ダンは…落下。
1年が経ちますがベッキーは…アル中になり心配で来た父も振り払う始末。電話に出ないので飲み屋に行ったところ、探しに来た父親に車で帰ろうとするのを止められ、歩いて帰るわと悪態をついて帰ります。
たまにダンの携帯電話に電話をかけ、ダンの留守電を聞いて自分の気持ちを落ち着かせてましたが、それも携帯電話の解約によって聞けなくなり、ベッキーは大量の薬を酒で流し込もうとします。 そんな時、電話が鳴り“ぼくのチェリーパイ〜”と言う様な明るい着信音が。
玄関にはチャイムを鳴らす友達の姿が。クライマー仲間のハンター(ヴァージニア・ガードナー)でした。長旅をして帰ってきたハンターはベッキーの酷い顔に呆れハグします。2人は思い出に浸り、ハンターは6万人いるフォロワーの動画配信者で新たなクライミングのパートナーが必要だと告げます。
躊躇するベッキーを他所に誘うハンター。ベッキーは亡くなった夫ダンの夢を見て、ダンが愛を語ってたベッドで2人、振り向くと亡くなった時の様に腹から血を流すダンが傍に!怖い夢を見て驚くベッキー。
ハンターはクライミングで恐怖を乗り越えようと言ってました。電波塔の上で遺灰を撒こうとも…。 ベッキーも1年あまりもダンの事引きずって生きてる事を克服したいと旅を決意します。
女2人旅。ハンターは動画様に胸を盛り、撮影しながら車を運転し嫌がるベッキーを交えて撮影。ベッキーはハンターに何故、危険な企画で旅し撮影するのか…インフルエンサーになりたいわけでは無いだろう、ハンターの素のままが良いんだからと言うが、ハンターは答えない。
人里離れた600Mの電波塔に行きます。電波塔に辿り着く前に寄った街のモーテル(兼食堂)で食事をし、電波塔の事をウェイトレスに聞きます。
“其処に見えるのが電波塔よ”と。赤い光がよる点滅してる電波塔。飛行機の道標に今でもその光だけは点いてます。 目視後、ベッキーはスマホを充電したいとウェイトレスにいうも、充電(電気)は有料よと。
ただ、ハンターの知識でテーブルの上にあった電球の傘から手を入れ、電球を回して抜き、電源プラグはココよと、教えてもらい事なきを得ます。
車で移動し着いた電波塔の前には“立ち入り禁止”の看板と門が。それを破り進むにしても車だろ入れなそうと、2人は車を置き2〜3キロ歩く事を決意。 向かおうと歩き始める身2匹のハゲタカが動物を捕食中。
ベッキーはまだその動物が生きてる!とハゲワシを2人で追い払います。それも虚しくオオカミの様な?動物は息絶えます。
幸先悪くも電波塔下に辿り着き、2人は錆びついたハシゴを慎重に登ります。600Mの半分。登り、ハンターが背負ってたリュックから水を出し休憩。まだ半分…。その先の600Mの頂上前にはパラボラアンテナがあり、リュックを背負いつつもハンターは先行します。
後に続くベッキー。 怖いながら2人は頂上に到達。記念にスマホで写真撮影。片手でその頂上の座れるスペースにぶら下がったり危険行為をしつつ、達成出来た喜びでテンションが爆上がりの2人。
ベッキーはダンの遺灰を撒くとハンターも泣き出します。“思った以上にダンの事はショックだったんだと。
もう降りようと2人は降りる準備をするも梯子が崩れます。錆びれていたハシゴに登る時、ハンターはふざけてハシゴを揺らしそれがキッカケでビス(ネジ)が1つ落ちてた事に気付かなかった2人…。
ベッキーは落ちてしまいますがパラボラアンテナの上に乗っかります。何とかハンターが2人を繋ぐロープを塔に巻き付けながら引っ張りげますが…リュックは落ちたまま。ベッキーは足に怪我を負っていて気付かず、ハンターに言われて気付き痛くなってきます。
携帯電話も圏外、撮影用ドローンも水もリュックの中…2人は絶望的!ベッキーは混乱するも、ハンターに混乱は1番ダメだと諭され、ベッキーのお父さんの話しなどして落ち着きます。
電波塔の塔には双眼鏡と助けを呼べる信号弾が一つずつ入ってました。なかなか周りを誰も通りません。2人は交代で双眼鏡を除くとキャンピングカーが。捨てられたキャンピングカーの様です。人も犬といました。
男に気付かせようと、上から靴を落としますが気付かず…犬だけが気付き行ってしまう男。キャンピングカーに乗ってきた様で、他にも彼女?が乗ってると気付き、タイミングを待って信号弾を打とうとします。
タイミングよく、信号弾が映える時間にキャンピングカーを双眼鏡で見つつ打ちます。2人はスマホの電気を点け振り、流石に気付いたキャンピングカーの持ち主は車を電波塔に走らせますが…。
ハンターの車を確認するもそのまま盗難。 2人はショック。時間だけが過ぎます。
たまにスマホの画像フォルダからパパとの思い出やダンとの思い出写真を眺めるベッキー。その画像にはダンを見てるハンター。 電波塔の上、暗闇の夜も落ちない様に2人は身体を曲げて寝たり、座ったまま寝たりしますが、またベッキーは怖い夢を見たり…。
不穏な気持ちを思いつつ、ハンターはハンターのスマホの動画投稿を電波が届く処迄しようと予約投稿をし下まで下ろそうとスマホをロープで垂らそうとベッキーのヘアゴムで括り付け下ろします。それでも予約投稿完了の着信音がしません。
ハンターは自分が降りるよと塔にロープをくくり付け降りようともしますが失敗。ベッキーに引っ張り上げられます。
ハンターのスマホを靴に入れ靴下で保護し落とします。その時に、片方の素足を見たベッキーは驚愕します…。ダンは“愛してる”を言わない人だった。暗号で言っていた…と。 ハンターの足の刺青はその“アイシテル”のサイン記号。
ベッキーは聞きます、何ヶ月だったかと。ハンターは“4ヶ月よ”と答え、あんなに良くしてくれる男は居なかったと話します。
いよいよ気力が尽きてきた2人。ベッキーの足の怪我が腐ってるのか臭いがし、ハゲタカが来そうになる危ない展開。 ハンターはパラボラアンテナまで下がる…と言います。もう、スマホの電波を上げる為に1人でロープで降りようとした時に失敗して手がロープ握れない程ですが。
ハンターは、ベッキーに「でも落ちたらせいせいするでしょ」と言いますが、ベッキーは「気をつけて」とロープを持ちながら、下ろします。 塔を蹴りながら、ロープを伝い、リュックを取ろうとするハンター。
ハンターは…あと少しで届かない…と、ロープを少し緩め落ちそうになり。最後はロープを外し、パラボラアンテナの上に飛び乗ります。上手く落ちたハンター。自撮り棒にリュックをつけ危なっかしい手つきで降りてきたロープの先にリュックを括り付けようとします。
なかなか括り付けられないもハンターはようやく、リュックに括り付け、リュックに飛び乗ります。ベッキーは恐る恐るハンターを見ると、ハンターはリュックに乗っていて力一杯引き上げます。
ようやく水を手にした2人。ただ、ドローンに手紙をくくり付け操縦するも…ドローンは充電がなく…リターンボタンでオートでヨロヨロとしてるドローンを戻してキャッチ。
前にモーテルの食堂でやった方法で電波塔の1番上の電球からドローンを充電しよう!とベッキーはリュックを背に登ります。ハンターに応援され登るベッキー。フル充電までいれると言ったベッキーは壊死しそうな太ももに群がる1匹のハゲタカを追い払いながら…充電を完了し降ります。
ベッキーが降りる際、リュックは落としてしまいましが、其れをハンターは手を伸ばして拾いに行かず…。とりあえず、ベッキーは無事に元の位置に戻ります。
ドローンを操作しモーテルのチェックアウトの時間帯で人が沢山居そうな時間まで待つ2人。ベッキーはまた寝て起きるとハンターがいず、ハンターはハゲワシに食べられて…という悪夢を見て目覚めます。
チェックアウトの時間近くベッキーはドローンを操作しまっすぐモーテルまで飛ばすも…まさかのモーテル手間にトラックが!ドローンが粉々になり…トラックの運転手も何かに当たったのを確認するのに降りる見ドローンを無視していってしまいます。
“最後の手段”とベッキーは自分のスマホを落とすのにハンターのもう片方の靴を貸してと言います。するとハンターは‘それは出来ない’と断り………。 果たして生還出来るのか?
映画『FALL/フォール』(ネタバレ)感想
まず、R指定無いのおかしい…。冒頭で夫は死ぬし。其処まで長いシーンでは無いけど。あとはベッキーの見る悪夢で早くも血だらけのダン。その後の鉄塔の下ではハゲワシに喰われてる動物の描写が明確…。
この映画、結構、本当にサスペンス映画の醍醐味の“ハラハラドキドキの展開で手に汗握る”が合っている。何度も何度も電波塔から落ちるであろう展開に怖い。え、これCGだよねと思っていてももうリアル。
安易に想像がつくから日本人は怖いのだろうか。電波塔の高さは600M。東京タワーは333m、スカイツリーは634m。大体の高さがリアルに解ってるので怖くなってしまうのかも。
なかなかこんな高い塔無さそうなので調べてみたらが、映画情報サイト?でこの映画“フォール”のリアルに世界に大きな塔があるのか?撮影ではどれくらいの大きさの塔を建てたのかも書いてあるのでそちらのホームページを載せておきますので、興味があれば、そちらへ…↓
超高所レジャー恐怖映画“ホール”の楽しみかた(otokoto)
さて、まずハゲワシのシーン、初手から怖いと思ったものの、UPして目を見ると純粋で野生味がありそうでは無いので外国のアニマルレンタル?…動物の芸能レンタルみたいなところの鳥だろうな。それが終盤、ベッキーが生きる為に捕まって捕食されるサマが凄い衝撃ではあった。
いや、塔に登った所々に落ちるシーンがあり怖い怖い…。ヤバすぎる、ジェットコースター型レジャー映画って言うね。それ以上にドキドキするのがハンターがダンの浮気相手でしかもタトゥーまで入れてて大変ムカつきますね!
ただそれよりも生きる為に動揺もしない様にしてるハンターが何度となくベッキーを励ますので、ベッキーもハンターを“友達”や共同戦線してる様な仲間として、浮気相手に取り乱す事は無いんだなと思いましたが…。
いやでも、最後にハンターが靴を貸さない→何故〜…?と言う後、ずっとベッキーがハンターがリュックを取る時に飛び移るのに失敗してすでに亡くなってたのを認めたくなくて、妄想と会話してたのが怖い。
そして、最後、ベッキーが生きる為にスマホを靴に包み、靴下を靴に詰め、更にスマホが壊れない様に死んだハンターの脇腹…ハゲワシが突いてた部分にねじ込んで落とすのが、もう…生きる為とは言え怖すぎ。
コレがグロじゃ無い訳ないのに何故R指定ではないのか…。 ベッキーが生きる為にハゲワシを食べ…貪り食べるのもメチャクチャなホラーだと思うけど。このメチャクチャな映画がスリラー映画のキャッチコピーが“ようこそ地上600Mの世界へー”だがもう、最悪。
迫力のある音と大きな映像の映画館で見なくて良かった作品…。映画館で見てたら気絶したかもしれない。高さがCGかと思うが…実際1.5と20mの塔を作ったそうだが、画像は間違いなく地上600Mの合成であろう事が分かっても怖すぎる。
…と言うわけで、レンタルで良かったです。怖かったです。我が家のTVで見ても。ちなみにAmazonプライムビデオの見放題ではなくレンタルでしたが!めっちゃ怖かったのを朝から見るんじゃなかった!
スリラー映画で“ザ・プール”(洋画)とかにも妄想と言うか、脳が酸素欠乏症になったからか、人の生き死にが夢か現実かわからないシーンがあったので、映画“ザ・プール”を思い出した。
★★★★
映画『FALL/フォール』配信サイト
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