2023年邦画アニメ。アニメ映画と言う括れではなく劇場でやるOVA(オリジナルビデオアニメ)のようだ。詳細は公式ホームページへ。(“ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会next Sky”)
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会とは?KADOKAWA・ランティス・サンライズの“ラブライブ!”と言うスクールアイドルのオリジナル企画であり、虹ヶ咲…通称ニジガクは、‘ラブライブ’シリーズの第3段のアイドルグループである。
軽く解説…スクールアイドル“ラブライブ!”とは何か?
ラブライブはゲーム“スクールアイドルフェスティバル”(通称スクフェス)以外にアニメ・舞台・LIVEも行っている様々なメディアに登場する巨大コンテンツに成った。 ラブライブ!好きのファンの通称ラブライバーとしてはここら辺書くと長くなるので割愛します。
アニメ自体はサンライズ(現バンダイナムコフィルムワークス)のオリジナルアニメであり、ニジガクは2020年に1期、2022年に2期とあり今年2023年にミニキャラが活躍する‘にじよんあにめーしょん’も放送された。
ラブライブ!シリーズで言えばアニメは第1グループμ’s(ミューズ)は既に活動を終え、第2グループAqours(アクア)は2016年にアニメ1期・2017年にアニメ2期、映画は2019年…満を持して今年2023年に異世界アニメとしてAqoursメンバーの活躍する‘幻日のヨハネ’が7月〜地上波。
ニジガクの後輩第4グループのLiella!は2021年アニメ1期・2022年にアニメ2期を終え、3期アニメを控え、また、アニメとは別にスクールアイドルミュージカルが去年2022年末に上演。今年2023年第5グループとしてゲームがスクフェスとは別に始まっている。(通称‘リンクラ’)
Amazon“ラブライブ!”全商品検索ニジガクはラブライブ!シリーズの中でも、グループとしての活動よりは個々の個人での曲がメインのグループであり、実際のLIVEも個々のステージ中心だが、ユニットとグループ曲は勿論ある。ただ、個々故に他グループの様に“グループ名”は無く学園の名前のニジガクと呼ばれてる。
ニジガクの初出、PDP(パーフェクトドリームプロジェクト)発表時にはグループとキャラクター発表の際にはスクフェスファンには謂わゆる“モブキャラ”としていたキャラクターが何人かおり、驚かせもした。
そんなニジガクのアニメにはスクフェスのゲームには出ていなかったキャラクター“あなた”として、‘高咲侑’がメンバーを引っ張るキャラクターとして出ている。 アニメの立ち位置としては、侑ちゃんはヒロインの1人であり主人公は上原歩夢…と言う目線でアニメはスタート。
…だと思っていたが、やはりこのニジガクのアニメは皆がヒロインであり皆が主人公かもしれない。と思ったのは今回のアニメ、劇場でのnext skyでは歩夢が短期留学から帰国する処から始まる。其れを迎えるニジガクメンバー達から始まる…。 早速、あらすじと感想を書いていこう。
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY』あらすじ
虹ヶ咲学園がある東京、お台場…。早朝の朝靄の中、響き渡るcoolなラップと共に静けさから目覚め陽気な街と言う輪郭を表していく。
お台場では、ニジガクのユニットR3BIRTH(リバース)がLIVEを終えている風景も伺えた。その中の1人、ニジガクの生徒会長の三船栞子は客の声援に応えるが、お堅いイメージだとも言われる…。
この、虹ヶ咲学園から2年生上原歩夢が短期留学して早数ヶ月…、スクールアイドル同好会のメンバーは歩夢を迎えにサプライズで空港に訪れる。 嬉しさもピークに達したニジガクメンバーは、搭乗口に1番最初で着くであろう歩夢を驚かせようと巨大なクラッカーを向けていた。
そして…1番最初に出たと言ってた歩夢の影を確認し巨大なクラッカーを打ち込む!が、クラッカーの洗礼を受けたのは全然知らない女の子であった…。その脇から現れた歩夢は、その娘に近寄り大丈夫?と声を掛ける。
謝るクラッカーを放ったメンバー達…。女の子はビックリしつつも、自己紹介を始める…歩夢のいた留学先の学校から来た短期留学者アイラちゃんは、“スクールアイドルになりたい”を目指す外国の学生だった。その自己紹介にまた驚くニジガクメンバー。
ニジガクのスクールアイドル同好会の部室に戻り、お茶をする皆。アイラちゃんのスクールアイドルになりたい心意気を汲み取り、皆で出来る事を考え、短期留学の2週間、アイラちゃんを様々な場所に連れ出す事になった。
勿論、スクールアイドルとして基礎体力から鍛えて、同好会の活動も学んで貰おうと話した際、真面目に応えるアイラに、ニジガクメンバーはどこか栞子に似ていると感じる。栞子に其れを伝えたが栞子自身はピンときてない様子。
アイラを連れ出すニジガクのメンバー達は、人数が多いので数日に渡り、スクールアイドルの関連の場所を課外活動として巡る事に。 まず初めは、秋葉原から近い神田明神へ。スクールアイドルの聖地としても祈願する場所でもある。スクールアイドル部発祥の地としてUTX学園も。
また別日にスクールアイドル部のニジガクのお膝元、お台場も案内。屋形舟を貸切にし彼方ちゃんの作る和食に舌鼓を打ったり、楽しむ。
そしてまた別日には原宿竹下通りを散策…。課外活動なので飲食禁止ですと言う栞子に屋形舟の日には印象したと言う話を持ち出すが、其れは部活活動外になるのでとあくまで飲食を認めないと発言。
原宿ではアイラは‘こんなに目立つ処で行動されていて声を掛けれれるのでは?’と心配。案の定。モデルも兼ねているメンバーの朝香果林はファンに声を掛けられ、ニジガクのステージを見てくれたファンが他のメンバーにも声掛けする。
栞子はいつも通り丁寧に応える。栞子ファンにはキョトンとされるが、其れも栞子の持ち味と笑顔になる。
大抵、都内で課外活動したところでお台場ゲーマーズのコラボカフェ店内で皆はお茶をし、課外活動でのランジュのやりすぎな面を栞子は指摘し反省文を後程提出する様にと伝える。
アイラは日本での楽しい話しをニューヨークの高校の同じくスクールアイドルを目指すペネロペに電話で報告…。だが、その電話では楽しい事ばかりではない内容も………。
そんな些細な影に気付く栞子は、アイラが早くも2週間後の帰国日にアイラの学校に電話で留学状況のついでに聞いた。すると、モヤモヤを残したままアイラは帰国する事が分かり、まだ帰国迄間に合うと早退する栞子…。
アイラに手を伸ばし、私達はやはり似ているのですと伝えて…。
映画に合うお菓子…Amazon全商品検索⭐︎『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY』感想
OVAと言う事が前提と知らなかったが、まずは劇場公開としての評価なら、各キャラクターをやこの作品を知らなくても見れる作品である事は間違いない。 キャラとの関係性も紹介は作品自体でしてるのでニジガク初心者でも見れる。
昨今、映画館料金が上がった問題(通常大人¥2.000-)もあるが、此方の作品はOVAの‘特別上映’等の企画モノの括りなので¥1.500-。其れで見る価値があるのか?が問われる処ではあるが。
良いんじゃないだろうか。値段としては。今の日本の物価高高騰に加え光熱費も上がり映画館も電力を相当使う運営に大変だろうが…。ちなみに映画館の運営自体はコンセッション(ポップコーン売り場)の売上にかかってるが、チケット自体高くして運営に回すのかと言う…。
ちょっと分からないよね、映画館の運営ってと言う昨今です。私が働いてた12年の内でも¥1.800-→¥1.900-に映画館チケット料金が上がったけどスタッフの給与は上がって無いので人件費に含まれてなかったのでニュース記事等で運営側の‘人件費’と運営費諸々は…スタッフをなんだと思ってるんだろうと言う感じですね、今年の値上げも。
さて、最近そうして、映画館チケット料金に見合った映画なのか問われる時代に成ってきたと思うので…どうしても料金分か気になる処かと思ってお金の話しを書きましたが。
この作品は、¥1.500-の価値は其れなりにあったと思っています。ただ、スクフェス感謝祭が行われた秋葉原に近い映画館の上野でスクフェス感謝祭の翌日…この映画の公開日は週末でその明けに見たので入場者特典は無くなってました………。特典アリだったらもっと良かったが。
さて、その値段分の価値は、この作品の面白さはある…色んなスクールアイドルの聖地に足を運んでくれてる内容。μ’sの聖地アキバと、Liellaの聖地原宿。勿論、ニジガクの聖地のお台場も。それだけでは無く、楽曲がカッコ良い。
今までTVアニメシリーズでは結構、個々の曲が可愛いが多く感じた。ユニットも含めて。カッコ良いもあったが、スクフェスで言うcoolな楽曲中心がこの作品を表してると思った。
まずOPはあらすじで書いた通り、朝靄のお台場の風景を背に流れるラップ調の歌、そして挿入歌の栞子中心としたPOPであり未来的な格好をした音楽。挿入歌の中で次に栞子の家?を皆で訪れ歌うラップも最高にcoolだった。この曲のPVみたいな作り。
EDではまた、TVシリーズのEDの様な大輪の花を咲かせる様な明るい音楽が響き渡った!…が、ニジガクファンへのファンサなんだろうが、企画で“夢に頑張ってる事”をEDのBGMとキャラで流してたのビックリした。そんな募集してたのも知らなかった。NHKみたいな作りED。
今回から、TVアニメとスクフェスから身体の不調でダンスも難しくなり卒業された優木せつ菜(中川菜々)役楠木ともりから、林鼓子ちゃんになり、この映画で大役を果たした。ココちゃんはWUG(アニメ・ウェイクアップガールズ)の頃から…つまりデビュー時から存じており、今日まで色んな役を経て今回のラブライブシリーズの大役に成りともりるの感じも残しつつ、自分の個性もあり、ラブライブのアニメとしてのデビューを無事に果たせて良かったと思ってる。
概ねそんな処の感想になってしまうのは映画では無くOVAで時間が短い…との一言に尽きる。が、その短い時間でも各キャラクターの特徴を出せていて、状況的に主役とする歩夢の留学帰国で初見さんにもきっと、各キャラクターを紹介しなくても関係性も理解出来る作りになってると思う。
これはμ’sやAqoursの映画の時もだが、初見さんには厳しいと言う事も無いとは思う…。スクールアイドルをする女の子達の明るく楽しい学校活動!てな感じ。但し、μ’sとAqoursは逆に海外に飛び出していった。
ニジガクは、海外での活動は…あまり日本より外国は“部活”概念がないのかな?と思った時に、サークルや部活と言う呼び名で‘学校の部費で活動する場’が元から出来ない・無いなら仕方ないし、今作のアイラちゃん達のしている事も“スクールアイドル”と言う日本を飛び出した各国の学校と言うのは無理かもしれない…現実問題としては。
だが、出来るかもしれない!作れるかもしれない!と夢を作るのがこのラブライブ!シリーズ。今作でその可能性をアニメと言うファンタジーではあるけども生み出した! きっと学校が楽しいモノになるかもしれない可能性の物語…。
処でアイラちゃんの相方の名前…ペネロペ………。閃光のハサウェイの…MS(モビルスーツ)の名前がペーネロペー………。え?(笑)サンライズさん???????
まぁ、ガンダム好きとしてはその点気になった。 NYの留学校と言ってたけど、アイラちゃんはアジア系のかただよね…。見た目………インド系とかなのかなと。可愛かったです。いや、スクフェスのキャラにいるんだけどね。
出来ればスクフェスのモブキャラと化したモブさん達Rキャラはもう、スクフェスの次世代機スクフェス2では出ないかもしれないのでニジガクのアニメでどんどん出て欲しいし、何ならニジガクのLIVEでも出て欲しいんだけど。彼方ちゃんの妹とか栞子のお姉さんとか歌えるよね?
LIVEの話しは置いといて…このNext Skyですが栞子推しならたまらない栞子の葛藤も描いてます。アイラちゃんの背を押す際に栞子の肩もそっと押す様な…そんな意味合いもありました。栞子自身、セルフメディケーションしてる様な。
そんな想いも詰まった30分。TVアニメの30分と違うのは楽曲詰め、キャラもTVアニメより更に細かく鮮やかになってる…。風景もだし、EDでは実際のお台場の実写にキャラを重ねていく作り。
…と言う事で、今回の劇場でやる特別上映は大成功☆だったのではないでしょうか。来年2024年にはニジガクの3部作も決定!其れは本当に嬉しいです。ニジガクは皆、可愛くて元気で侑ちゃんも部活のマネージャーとしても楽曲作る担当としても活躍されています。
侑ちゃんが映画で…スクールアイドルに成ってくれたらまた、夢が生まれる〜とはいかないかと思うけど。来年は“映画3部作として”楽しみにしてます!感想は以上になります。
映画『ラブライブ!』感想まとめ
2019年アニメフィルムフェスティバル“μ’s”“Aqours”同時上映感想→『AFFT2019 ラブライブ』感想
2021年地上派μ’s映画→『ラブライブ!the school idol movie』感想
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