1986年SFホラー映画の傑作『エイリアン2』。エイリアンシリーズの名作です。 今年2024年新作のロムルス前の履修で見ました。
子供の頃以来振りに見るかもしれませんし、見た事無いかもしれないーと。覚えてませんが、ホラー苦手でもクリーチャー系は見れるので見ました!
『エイリアン2』あらすじ
コールドスリープで寝ていたリプリーと愛猫茶トラのジョーンズ。 宇宙船を発見された。 最初は状況が飲み込めないリプリー。病院で目覚め、愛猫ジョーンズを連れた男性…。 同じ会社ユタニ社の人だと、聞く。
リプリーは最初は状況が把握出来ずにいたが、コールドスリープ、怖い想いをした事ーをうっすら思い出し、“何年経った?”と聞く。60年近く…(正確には57年)。 リプリーの娘アマンダはとうに亡くなっていた。
段々、意識がしっかりしてきてエイリアンに襲われて基地を破壊した事などを思い出す。夜はとにかく、寝汗をかくほど。悪夢に魘されて目覚めはいつも、良くない。 いい夢かと思っていたらー寝オチは悪い。
ユタニ社にリプリーが説明しても、ノストロモ号を破壊した画像等だけでエイリアンを信じない+ノストロモ号の隊員の任務は他の恒星系で採掘された鉱石を満載し持ち帰る任務だったのだがリプリーの言うエイリアン関連のモノも持ち帰れていない事に引っ掛かっている。
また、リプリーが長いコールドスリープで精神障害を起こしエイリアンを狂言の様に思っていて、リプリーの航海資格も取り上げていた。
とは言え、ノストロモ号が着陸した星LV426には今は移民がいて…植民地にした研究員だけの場所LV426は、今は連絡が途絶えていた。
リプリーに行く様にお願いするユタニ社の社員バーク。 リプリーはなかなか、首を縦に振らない。 だが働かなければ生きていけないと言うのも事実で…。ユタニ社の物流係に再就職になったーが。リプリーはLV426、エイリアンの事も気にかけていた。(毎晩悪夢も見るので)
航海士としての復帰と引き換えに、戦略アドバイザーとしてバークと共に同行する事を決意したのは、毎晩繰り返される悪夢と己のトラウマに決着を付ける為。“エイリアンの研究や持ち帰りはせず、殲滅させるのみ”という条件付きで同行。
何故、海兵隊の他にリプリーの様な人がスラコ号に乗るのだと海兵隊員達は揶揄う。 リプリーはリプリーで海兵隊員の中にアンドロイドのビショップに不快感を示す。 本来なら人間の命令順守するアンドロイドがノストロモ号にいた際には会社の利益を優先しエイリアン関連のモノを持ち帰ろうとしたからだ。
海兵隊員は陽気な感じ。お得意の“指ナイフ”(指の間をナイフでタンタンと叩き指を傷付けない芸当) リプリーは何が出来るんだ?と言われたが作業用ロボット…パワードスーツの操縦は可能と操作してる姿を見せる。 エイリアンの説明をしても失笑する隊員達だったが。
LV426に到着。誰もいない…。何人かはメインルーム等に降りる。実験カプセルにはフェイスハガーが保存。 誰も入植者がいないと思われたが、隊員もエイリアンを目の当たりにする。 身体の中から湧き出るエイリアンを感じ住民は「…ロシテ…コロ…コロシテ」と懇願する。
誰もいない様に思われたがニュートと名乗る少女と遭遇、捕獲。通風管を通り逃げて暮らしていたそうだ。 スラコ号から出たチームの隊員達が通信を通じやられていく様が聞こえる。リプリーはスラコ号で助けに行く事を提案。
ゴーマン中尉はパニックで硬直。エイリアンの殲滅を想いスラコ号で救出に行くリプリー達。だが同乗社員バークだけはエイリアン関連のサンプルを持ち帰りたいと提案。リプリーは同乗した条件と違うと言い争う。
スラコ号が着陸し救出に向かう船(スラコ号に搭載された小さな船)もエイリアンが潜入。船は破壊し行き場を無くす隊員達。ただこの星に入植者が乗ってきた船がある筈と探しに行く事に…。その際にもバークは会社の目的であるエイリアン回収を主張。隊員を率いてたエイポーンは亡くなりバークが指揮権を持つと権威を奮っていた。
撤退の際にゴーマン中尉は頭を打ち気絶。指揮権がヒックスになり、“海兵隊員の指揮で航海中は動く事”だった筈なので一社員のバークにこの部隊自体の指揮権は無い筈だーとリプリーは言い、ヒックスも同調した。
コロニーの司令室にバリケードを張り武器を掻き集めて籠城する事にした行き残った人達。エイリアンとの戦闘で船が電気系統や冷却システムが破壊。4時間後に爆発が確実になったが船の操作が出来るアンドロイドのビショップがパイプ内を移動して行く事に。
その間にもエイリアンの大群に遭遇するリプリー達。撃退は苦戦したが成功。 いっときの休息時間が出来た隊員達だったが睡眠カプセルで寝ようとするものフェイスハガーがまた侵入、襲ってくる。コロニーのこの場所にはリプリー達だけで他の隊員はモニターを見ないし気付かない。
枕元に置いてあった筈の銃も無く苦戦したが…ハドソンらのチームに何とか駆けつけてもらい救出された。銃が無かったのは人為的だろうと…だが誰がと思ったらバークがエイリアンを寄生させて持ち帰ろうとしていた想いが判明。
バークを処刑しようとヒックスが提案。その時、偶然停電になりまたもやエイリアンが雪崩れ込むコロニー。ハドソンは犠牲になり医務室に逃げ込もうとする隊員達だがバークがいち早く逃げ、籠城…。
果たして、バークの策略を阻止しエイリアンを殲滅、スラコ号で脱出出来るのかーーー?
『Aliens』STORY
Ripley was floating in space in cold sleep with her beloved cat Jones. She was discovered and woke up in a hospital, but at first she was confused and unable to comprehend the situation. A Yutani employee told her that 57 years had “passed” and that her daughter Amanda had already died. She gradually remembered the battle with the aliens and the destruction of the base, and she was plagued by nightmares.
The company she works for, Yutani Corporation, does not believe her testimony about the aliens and, doubting her mental state, revokes her voyage qualifications. However, the planet LV426 that she warned about is now colonized and communication has been lost, so Burke, an employee of Yutani Corporation, asks Ripley to go to LV426 again. At first, Ripley refuses, but in order to put an end to her nightly nightmares, she decides to accompany him as a strategic advisor.
Ripley heads back into space with the Marines on the condition that they destroy the aliens. On board the ship, the cheerful Marines continue their training, despite Ripley’s distrust of androids (because she was betrayed by one in Alien 1).
The team arrives on planet LV426 and finds the deserted colony in chaos. It is soon attacked by aliens. They discover and rescue the only survivor, a young girl named Newt. Along the way, Burke wants to retrieve the alien and bring it back to the company, but Ripley naturally disagrees and speaks up. Furthermore, the alien infiltrates the ship, and it looks like there is no way to escape.
Will the team be able to escape this predicament amidst the fierce battle with the aliens?
『エイリアン2』(ネタバレ)感想
あらすじをザックリ書き出しましたが、Twitterでメモ取りつつの文章なので補足ちょっとwikipediaも参考にしつつ(登場人物の名前全部分かりませんし)書きました。
あらすじの後は、バークも籠城した医務室でエイリアンに襲われ、まず足を酸で溶かされます。 エイリアンの体内は酸だらけみたいで、口から常に酸の涎を垂らしてます。そして、バークもヤラれる…ざまぁwッてなるシーンですね。
その後、もっとなんやかんやあり、ニュートはシューターに爆風で引き摺られる。ニュートはリプリーが他の隊員に貰ってた発信機をお守りだーとニュートに付けてたので追えた。ニュートは更にエイリアンに捕らえられベチャベチャな蜘蛛の巣の様な網に捕らわれてた。(繭にされる処だったらしい)
そこに銃を担いだリプリーが来てたくさんの卵とクイーンを見つける。クイーンが睡眠状態?の内にリプリーが火炎放射器や爆弾で一掃し、船にようやく逃げる。
スラコ号に乗り込めるリプリー・ビショップ・ニュート・負傷したヒックス。 エイリアン1と違い良いアンドロイド ビショップ(…合成人間といって欲しいらしい)。 やっとひと息つけると思ったら…。またキター!クイーン…。
ヒックスは既に重傷ながら治療して(実はビショップは医療系アンドロイドだったし)操縦席部分にいたが、クイーンが乗り込んでた部分にはリプリー、ビショップ、ニュートがいた。ニュートがまた捕らえられたり、ビショップが半身もげたり!
リプリーはパワードスーツで対抗したり、宇宙の彼方に落とせるぞと船を開けたら爆風でまたニュートが飛んで行きそうになったが!上半身だけのビショップが足を掴み事なきを得た。最期は…エイリアン1でも宇宙に放り出した気がしたがーノストロモ号の破壊でソレを止めたんだっけ。このエイリアン2のラストはクイーンを宇宙に放り出し脱出出来たー!と言うお話でした。 良かった。
エイリアン1より複雑じゃ無いですかね…。ラスト前からクライマックスのクイーンからラスト迄ノンストップの30分位??!もう怒涛のアクションでリプリー様…強すぎっすと思うし、ビショップが半身になりながらアンドロイドを保ってるナニかーエネルギーの体液(牛乳)を吐きつつ、奮闘する。
エイリアン1よりも物語が複雑なんですよ、コレ。リプリー、バーク、海兵隊と分ければ其々の視点が錯綜してる。 1つの目的が“この植民星の調査”ー最大の目的はソレな筈なのに。 ある意味誰もが主役ーという風潮かもしれない。
モブが居ない状況で誰の視点にしても物語が語れる。今なら、ゲーム化があったら一人称視点の主役をリプリーにしなくても出来そう。
全体の感想としては…“面白かった”。クライマックスにかけての疾走感が良かった。 エイリアン1では当時としてはホラーのジャンルに新しく、クリーチャーを投じた作品。
バタリアンは下半身無くて動くゾンビだったのも衝撃だったが、エイリアンはお腹を食い破る、ハガーフェイスなら顔に取り付き離れない恐怖が前衛的だった。
今なら考えられないよね…ホラーと言えばお腹食い破っても臓器が出ても当たり前になってしまったものね。
兎に角、凄く…衝撃的だった当時と思う。私自身、子供の頃の作品なので劇場で見てないが見てたらパニックになってたろう。
クイーンが卵を産んで襲っては来ないが虎視眈々と機会を伺っているかの様な構図…。見逃せない作品であり、今年2024年の新作ロムルスと何処か繋がってる様に思える。
気になった点としては今では誰もが知る指ナイフ。指の間をナイフでタンタントントンするシーンで、指の爪が長いな〜と思ってしまった。
宇宙空間で生活してたら…リアルに爪伸びるのが早くなるのかな?
パワードスーツは作業用だろうが現実にある、ハンダゴテで溶接する様な手の形に変わって、現実の理にかなってるな〜と言う作りも好き。
兎に角、リプリーが強すぎぃぃぃぃぃぃ!となるね。原題はエイリアンから→Aliens エイリアンズ(複数形)になるのも胸熱!
ホラー好きな旦那さん(エイリアンシリーズ履修済み)の感想としてはビショップが体液を出す度、牛乳!牛乳!と笑ってた。
★★★★
エイリアン2ファンアート
今回、絵を描くにあたってリプリーは表紙(ポスター等)では服着てるーケド、いつもの格好(パンツ姿)描きたかったので。
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