2024年 TVアニメ総集編『劇場版幻日のヨハネ』
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劇場版『幻日のヨハネ』あらすじ
海の潮騒と森の囁きに囲まれた“ヌマヅ”で育った少女・ヨハネは田舎が好きではなく、“トカイ”に憧れ15歳で家を飛び出す。
そんな日々に嫌気が差したヨハネは「トカイでビッグになる」と言う目標を元に“トカイ”を目指すことになった。しかし夢破れ、故郷に戻り、そこで彼女は種族も年齢も全く異なる人々と知り合う。
『幻日のヨハネ』劇場総集編(ネタバレ)感想 異世界ヌマヅの魔法と絆に心が震えた
ラブライブ!とは一味違う、ヨハネの新たな物語がここに
2024年11月29日に公開された「劇場総集編 幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」を見てきたので、その感想を語ります。
「ラブライブ!サンシャイン!!」のスピンオフだけど、スクールアイドルじゃない異世界ファンタジー?って気になってた人、必見です。では早速、ヌマヅの魔法の世界へ一緒に飛び込みましょう!ヨーソロー!
1. ヨハネの“夢破れ少女”設定が刺さる
主人公のヨハネ(津島善子がモチーフ)は、アイドルになる夢に破れて故郷ヌマヅに帰ってきた。母との約束は成人迄に成功しなかったら、地元に帰る事。
帰宅するも親はお出掛け。留守を任されるがその間の収入元はヨハネ自身。ヨハネに出来る事といったら自宅で占い師として生活する事ー。
この「夢が叶わなかった」っていうリアルなスタート。 そこから、魔法や仲間との絆を通じて自分を取り戻していく姿にスポ根の様な根性を感じる事も?!
ヨハネの相棒・狼のライラプスとの掛け合いが可愛すぎて癒しポイントもある。「自分も何か諦めたことあるな…」って人は、ヨハネの成長に励まされるかも…。
2. ヌマヅの異世界感がたまらない!
舞台は「ラブライブ!」の沼津市を彷彿とさせる「ヌマヅ」。でも、ここではファンタジー感が盛り込まれてて、異世界好きにはたまらないー?!
街並みや海の美しさはそのままに、不思議な雰囲気や演出が加わってて、アニメーションのクオリティに感動!劇場の大画面で見ると、さらに引き込まれます。
個人的に、ヨハネが魔法を使うシーンのキラキラ感は声が出ちゃうレベルかも。
3. Aqoursメンバーの別ver.が新鮮すぎる
「幻ヨハ」は、Aqoursの9人が全く新しいキャラとして登場するのも魅力。
例えば、チカ(千歌)は活発な配達員だったり、ダイヤ(ダイヤ)は厳格な管理官だったり、それぞれの個性が異世界設定になっている。
総集編だからTVシリーズの名シーンを凝縮してるけど、初めて見る人でもキャラの魅力がすぐ伝わる構成になってるのが良き。
4. 音楽と絆の力がクライマックスで炸裂
やっぱり「ラブライブ!」系列だけあって、音楽が素晴らしい!劇中で流れる楽曲は、ヨハネの心情や物語の盛り上がりをバッチリ引き立ててくれます。
特にラストの「みんなで歌う」シーンは、仲間との絆が感じられて涙腺崩壊寸前…。総集編ならではの感動の集大成って感じで、見終わった後に「もう1回見たい!」ってなります。
まとめ:ヨハネと一緒に魔法の旅へ出てみない?
「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」の劇場総集編は、ファンタジーと音楽、そして仲間との絆が詰まった素敵な作品。
ラブライブ!ファンなら新しい視点で楽しめるし、アニメ初心者でも「 異世界もの好きならハマりますよ。
実はTV版見た時は最終回のタイミングで飼い猫が粗相してしまい、とても見てる余裕がなく、それ以来、見直してなかったのですが。
劇場版になる前に、TV版の上映を何回か映画館で見に行ったんですね…。 その際に大画面で見る事が良くて。
映画館でやっとまともに通して見れたのと、最終回を見れたので良かった。 魔法はある前提の様な描かれかた?と思ってた異世界ヨハネのスタートでしたが、実際は違ったのも興味深い。
ラブライブ!サンシャイン!!とは異なる、現代ではない異世界。そして、その世界に魔法があるかと言えば便利な魔法ではない訳で。
あるのは“歌”。失われ、廃れてしまったかもしれないーと言う描写はもしかしたら現代の沼津の様。 本当に1つの田舎の、廃れかたを表すのかと思うほど。
廃れてはない!と言う勿れ、こちらは異世界だからね? そしてヨハネが成人し“ヌマヅ”に帰ってきて‘歌’が復活した時から始まる。
元々、魔法は子供の頃、ヨハネがライラプスに出会い…歌ってた時から‘始まっていた’。それは、ヨハネにしか聞こえない“ライラプスの声”。
最初、見ていた時にはライラプスとのお喋りは住民皆が出来ると思っていた。それが、違った…。“歌”と“魔法”は同義でそこにライラプスとの会話があったのだけどー。
ライラプスの心の声…いや、本当の声は、ヨハネに仲間が出来てヌマヅを救うと失われてしまう。 魔女宅の、ジジの声が聞こえなくなってしまった様に…そこの最終地点は見ていて悲しくて苦しかった。
キャラ1人1人はあまり、ラブライブ!サンシャインと変わらないかもしれないが、やはりヨハネと言えばマル。パン屋で自活してる。
沼津に帰省してそこから仲間が増えていく様は、『映画セーラームーンR』の様に出逢いと絆を表していると思う。ヨハネに惹かれていくと言う構図。
個人的には…ヨハネは明るく活発な女の子とは思ってない。 意地っ張りで内向的で…ただ表向きは社交的。高飛車なお嬢様風なのだけど。
そこは、キャラの基本はラブライブ!サンシャインと変わっていないが、ヒロイン達はこの世界では16歳で成人し自活してる。
ちょっと大人のAqoursは異世界で見れた奇跡。TVアニメ放送時には、そんなでも無いとも言われたかもしれないが、劇場まとめとして見るとちゃんと意味を成しているので、見てみて欲しい。
Aqoursの物語〜と言うより異世界もの単体として自立してるので。
劇場で見逃した人は、配信やBDが出たらぜひチェックを!感想はコメントをどうぞ〜。


