2023年邦画サスペンス・SF(タイムリープ)・バトルアクションもの。“東リベ実写映画3弾目”。まずは、映画の公式ホームページ…『東京リベンジャーズ2血のハロウィン編決戦』。
…前作『東京リベンジャーズ2血のハロウィン編-運命-』から数ヶ月で東リベ2の映画が前後編としての一作。前編-運命-では主人公 花垣武道(ハナミッチ)が彼女のヒナを救うミッションと言う目的をまとめたもの。
今回の決戦ではヒナを救うのは勿論だが“卍會の皆を救う”のがミッションと言うか目的だと思う。タケミッチーの選んだ道は…過去で皆に会い、気持ち高らかになってしまいこんな結末に…と思ったものの。今回、この映画自体、公開延期かもしれない不安があった。
原因は一連のニュース…。バジ君役の永山絢斗が大麻所持の疑いで逮捕…。今は(2023年4月)起訴から(2023年7月)不起訴になり、7/7保釈金と共に釈放された。 一連の事件を受け其れが影響し公開延期かも?と心配していたが、結果、公開日に遅れく事なく公開され安心しました。
映画の出演者が逮捕されたのは悲しい事だけど、映画はチームで作られています。其れが無くなるのはとても心苦しいものがあります。と思っていましたが、延期も無くちゃんと公開出来た事、嬉しく思っております。
前置きはさておき、近年、映画料金も値上がりによりその値段分の価値はあるのか?に迫るとしたら…今までの“映画東リベ”(実写版)ではコレで…打ち切りだったらどうしよう?と言う想いで私は見に行きました。コレから映画をお考えのかたもそうかもしれません。
永山絢斗の逮捕によりとも思いましたが関係なく公開された事から、続編の出るかもしれません。でも今回の“皆を守りたい”と言う決意の元、主人公のタケミッチの覚悟。其れを表してる1作なので作品としては、コレで実写を打ち切られても何ら不思議ないと言ったファンタジーとして成立してると思います。
初めての実写の時に…最近も地上波やりましたけど(2023年4/15 フジテレビ2回目の地上波、1回目は2022年7/30ノーカット いずれも土曜プレミアム)、初実写の時に叩かれてましたけど、1本の映画としては起承転結ちゃんと踏まえてましたよ。
今回も、血のハロウィン編-運命-(前編)と今回の-決戦-(後編)でも単作としてみても分かりやすい様に総集編(1の振り返り)も運命にも付いていて今回後編にも付いていました。初心者でも見れる事は見れます。誰も置いてけぼりにしない映画です。
ただ、今後、事件を受けて作らない可能性もあるのかな…とか主演だけでなく出演者が高校生には無理がある様に見えるのかなとか思ってしまうので、今後を望まない…だとしたら今回の結末、1つのファンタジー(タイムリープ)作品としてタケミチは‘今後どうするのか’の意思表明。
CMでも言ってしまってるけど“(今後)みんなを守り続けます!”は…その通りです。主人公タケミチの意思を示し終了すると言うクライマックス。アリと言えばアリ。だけど…ヒナに対しては…。そこだけモヤッとしてしまったので泣きたいほど苦しかったので、また実写“東リベ3”がある事を願います。尚、永山君は今後の映画を作るとしても出なくても良いストーリーなので。
この映画を見終わった後、漫画とアニメを履修してない私は履修済みの夫に、全部説明されました。多分、漫画と同じ終わりからなら…物凄い長編の実写映画になってしまいますね。
其れではそろそろ、私目線のあらすじとネタバレを書きます。
第1作目の感想→映画『東京リベンジャーズ』感想
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編ー決戦ー』あらすじ
(前回の回想より…)瓦礫の中の頂点にマイキー君(吉沢亮)が居た気がした。駆け寄る花垣武道(北村匠海)。一緒に居たヒナの弟ナオト(杉野遥亮)も、その柵を越えた先のスクラップ工場跡地の様な瓦礫の上を見るがタケミチが‘見ていた(過去)’のマイキーは見当たらない。
ヒナが結局、タイムリープしても亡くなってしまう事を、卍會に何故か巻き込まれて亡くなる構図の様な未来を少し絶望していたナオトは、諦めないタケミチをまた未来へと向かわせる為、過去に行く引き金になる“握手”を2人は交わす。
タケミチは過去に戻り、ヒナとのほんの僅かな幸せを噛み締める。屋上での昼食。 だが、戻ってきたからには…と意気込んでご飯も食べ“(戦いに)行ってきます”とヒナに告げる。
マイキーはカズトラと壱番隊隊長を抜けバルハラに行ったバジ(永山絢斗)をどうにかしたいと思っているが、仲間想いのマイキーは倒すしか道はないのか…とも思っていた。奇しくも何か企んでそうなキサキ(間宮祥太朗)は参番隊隊長。不敵な笑みは拭えない…。
タケミチは未来のマイキー君の“バルハラとしての顔”があるとかどうとか、未来のドラケンに聞かされ、その現場を過去のタケミチ自身が見ていたが思い出せない…。其処を気にしつつも、壱番隊副隊長のバジを崇拝するチフユ(高杉真宙)と一緒にバルハラに出向き、バジを連れ戻そうとする姿勢は変わらない。
タケミチはそんなチフユに自分がタイムリープしてるとは言わないものも、“変かもしれないが”と言う前提の元、これから卍會が変わってしまう未来が判ると話す。チフユは何言ってるか分からない…と言いつつ、自分もバジとの話しをし出す。
高校入学早々、チフユは学校をシメる勢いで暴れていた。年少(少年院)帰りのバジを見つけ、話しかけるが、バジは年少に入っていたと思えない程、真面目な気崩さない格好と分厚い眼鏡でガリ勉(ガリガリ勉強)をしていた。
拍子抜けするチフユが、そのびんぞこ眼鏡(瓶底の様に太い大きな眼鏡)を揶揄ったが、字もまともに書けないと手紙も書けないと必死なバジ。気付けば、チフユが字を間違えてるぞと指摘した部分がチラホラで、教わっている形になった。
バジはお礼を言い、字を必死に書く。 その日の夕方頃…チフユがボコった学校のヤンキーが更に強いヤンキーを連れてきて団地前で襲われる。多勢に無勢。いくらチフユが強くても完全に大人数にボコられたチフユ…。其処には、瓶底眼鏡の彼、バジが。
メガネを外し制服を緩めて大人数全てをボコるバジ…。チフユに、‘俺,ここの団地なんだよ’と言うと、チフユもここの団地だと話す。バジはチフユを自宅に呼び、勉強してる訳を話す。 買い置きのペヤング(ソース焼きそば)を1つしか無いが2人で分けようとご馳走する。
…そんな話しを聞き、タケミチも全く千冬の言ってる気持ちわかんねぇ…と返すが、マイキー君がバジを連れ戻したい以上、行かない訳にはいかないと、バジの団地まで行く。バルハラの特攻服の様なスカジャンを着て歩くバジに何度も喰らいつくタケミチ。
チフユも何度も卍會に戻ってきて欲しいと頼む。 バジは一蹴し2人は引き取められなかった。 その報告をマイキーにするタケミチ。カズトラの事があったからかバジはバルハラに付いているが、マイキーは友達としてもバジを好きで、やはり抗争したくないなと話す。
卍會の集会ではマイキーは“バルハラは叩く…でもゴメン、バジはやはり…”とバジを取り戻しつつバルハラを叩きたい旨を話す。皆は仲間想いのマイキーに賛成。 以前怪しいキサキだが、納得いかないと言うよりは仲間想いのマイキーが見たいマイキーだったと言う様に呟く。
タケミチは未来のキサキを知っているから、依然油断はしてないが、未来のマイキーもまた、カズトラを殺すと言う記憶を朧げに持っているので其れを念頭に慎重に行動しようともする。
決戦の日は決まった。ただ、タケミチ自身も未来からきた割に‘過去の記憶’があやふやでどう展開するか分からない。 タケミチは“マイキーが作った”と思っていた卍會。だが、卍會は…マイキーが作ったんではない。
マイキーが卍會創設メンバーと出逢って仲間内ではしゃいでただけの頃、更に楽しくする為に“マンジロウ會”(マイキーの本名佐野万次郎をもじって)を作ろうと言う話になり、創設。そして特攻服を着て渋谷のスクランブル交差点で記念撮影し今の卍會と言うチームが出来た。
仲間を思いやり、仲間がやられたら皆で助ける。ノーヘルでバイクに乗って流すだけで、楽しい事を一緒にする…そんなチームだった筈だった。
カズトラがマイキーのお兄さんを殺害してしまった後、少年院から出る処を唆されバルハラになってしまったし、マイキーへの愛情をマイキー兄へ弾みでの殺害で狂ったカズトラをずっと止める、一緒に居ると行ったバジもバルハラにいる…そんな事情はマイキーは知らずに、其れでも取り戻したい一心で決戦になった。
その日、ハロウィンには、他の学校…六本木や新宿を拠点とするヤンキーも集まった。仕切りは卍會でもバルハラでも無いところが任されたとゴーサインを出そうとした時…そんな仕切りチームを頼んで無い!と仕切ろうとしたヤンキーをまずノシた。
バルハラと卍會の抗争が…ついに始まった!ハロウィンの日、マイキーは本当にカズトラをヤってしまう未来の通りになるのか?其れを止められるのか…タケミチ!!!?そして未来にまた戻れるのかーーー???
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編ー決戦ー』感想
ちょっと決戦で、いやハロウィンの決戦に行くまで結構抗争が絶えなかったですね。今回も熱く…気が休まらなかったです。 今回、渋谷の映画館で平日にも関わらず女性の俳優ファンの様なかたやヤンキー作品が好きそうな男性単身や夫婦もいました。
相変わらず血の気の多い映画で、キャーキャー言える作品ではなかったです…。ある意味、戦いでは常に見ててイタクて目を覆いたくなるシーンかもしれません。
救いはない様な気さえしました。マイキー君が本来の未来のルート通り、カズトラを殺すのかなと言う処にいくまでの争いも痛くて。ずっとこの戦いにイタさを感じていました。辛い…。 マイキーはヤラレた様な感じで固まってしまうし。
バジがやられそうになったのを見てキレてやはり、カズトラを殺すしか無いモードに入ってしまい、上半身裸でカズトラを何度も殴るシーンも…。 其れに対して絶対止めたいタケミチは最初から、この抗争から戦えなくても何度も立ち上がり奇声を上げる。
其れが合図となって皆一斉に己の限界を奮い立たせて、戦う。最初はやはりバルハラ優勢に見えたけど、チフユと一緒に戦うタケミチ。背中を預けあってる構図でもやはり戦い慣れてないタケミチなんだけど、唯一未来を知る中身大人27歳のタケミチとしては、絶対に下がれない。
バジを止めに行くシーンでもそうだったけど…すっごくボコられても多分、死にはしないと分かっているから、何度でも何度でも何度でも向かって行けたんだと思う。 ハロウィンでも…。本当は自分が止めたい、止められる筈と思って来たタケミチ。
でも未来を知ってるのは自分だけでしかも記憶が曖昧。懸命にやれる事だけして、バジを止めるしか無いとしがみつくしか無い!とくらい付いたんだ。だけども“未来を知る1人”では身体を鍛えたり知恵を自分なりに絞って回避をどう思ってみても…必死にやるしか無い事しか出来ない。
所詮人間なんて、実際にタイムリープ出来ても、運命を変えるには相当な努力もしても変えられないのかも抗えないのかもしれない…と思わせられる。其れは“ひぐらしが鳴く頃”(原作ゲーム・アニメ化も)にちょっと似てる。ただひぐらしは主人公を圭一とした時には、彼が解決する。
東リベはヒーローは現れない…自分しかいないのだから。自分が解決する。だからタケミチしかいない…。彼女ヒナの弟ナオトはあくまでも現在(未来)でのアドバイザーに過ぎない。前回の東リベの感想で私は、ナオトが居ればきっと違う解決方法があったかも?と書いた。
でも、1人しか居なかったら出来ない事も多い。だから今回、この結末になったんだろう……。よく今回の映画を検索しようとすると“東リベ2血のハロウィン どこまで”と出てくる。結果は、漫画やアニメとは違うらしい…が、タケミチが壱番隊隊長になるまで。
まさか、無敵と呼ばれるマイキーがめちゃクソ途中で止まってしまう…皆戦ってるのに皆をボコれる強さなのに、色々あって動きが止まってしまうんだよね。其れ以降皆お互いのチーム同士で戦い、マイキーはカズトラと。カズトラはマイキーの首を獲った迄いくように思えたが。
バジを救うべく何度もタケミチが止めようと行くが、バジ君がやられた様に見えて怒ってマイキーはカズトラを殺す勢いで殴るのは止められない未来と同じだったんだけど。タケミチが団地でこの先、バジ君がやられ無い様にアドバイスしてたのでやられなかった。自衛していた。
だが悲しい戦いを終わらせるべくバジは、自死を選ぶ。最期まで…バジはカズトラと一緒だからと…最期迄、カズトラを守りたかった。バジはマイキーからの熱い想いとカズトラへの自分への想いをどちらも大切にしたくて。その結果、自死する事でこのチーム抗争を止めた。
その間には最期まで怪しいと持っていたキサキは、自分が参番隊隊長なのもあり、この高揚してる卍會の状況を生かして自分が吠えれば一斉にキサキが主導を取れるとも計算し吠えたのだけど。其れもマイキーの動きが止まってる時でズルいとも思う。
キサキはそう言う機会を何度も狙ったんだろうなと思うし、頭が良いとも思う。未来ではトーマン(東京卍會)の中核だけある。ただ映画だけ見てると何故ヒナを標的にし、殺しまでするのか…とも思うし、トーマンを狙うのもわからんしと思っていた。
だが、今回の映画で卍會にわざわざ入った理由は“マイキーのカリスマ性”が大いにあると思った。其れを利用しトーマントップに躍り出ようと言うのは、変わりないし未来でやれてるけれども。多分、キサキ自身には齢10代にしてマイキーのカリスマ性を持ち合わせないと言う事は分かってしまったんだろう。
だからマイキーが今回の抗戦で最初はバルハラを潰すだけと言っていたのを、“バジを連れ戻してかつバルハラを潰す”と言ったのに苦い顔をしつつも、抗戦中のマイキーの‘熱さ’に自分の欲しかったマイキーの‘カリスマ性と熱い想い’を感じてコレが欲しかったと言う様な旨を呟いた。
結局、実写映画ではキサキの立場自体、イコール悪いヤツではあるものの、無いものねだりはあるものの“自分の欲望の為にマイキーを踏み台もしくは使って登り詰めたい野望家”と言う立場は変わらない。 その背景には原作漫画では親から虐待を受けた過去や、ヒナへの想いが歪んだ愛情で殺しにかかった(ドラケン君曰く、マイキーの大切にしていた者全てを壊したいと言う事らしいが)のだろう。
概ね、この作品を思い返せば…“歪んだ愛情”が多い。まずは今回の‘血のハロウィン’で言えばカズトラからマイキーへの愛情。愛から…マイキーのお兄さんを誤って勢いで殺害してしまい憎しみに変わった。
バジからはチフユへ友情はあったかもしれないが、それ以上にカズトラがバイクを盗むのを止められなかった事への後悔、そして歪んだカズトラを見て自分もカズトラをその場で見てきたのは自分だけと自分がマイキーの兄を殺害したわけでも無いのに同一視してしまい、バジ自身しかカズトラを守れないと思ってしまった愛情。其れも歪んでる。
そして全体的な歪んだ愛情で言えば、キサキからの実写版には描かれて居ないがヒナへの愛情…は実写自体では“マイキーの大切な者”がタケミチでありタケミチの恋人ヒナにも向けられてしまったと言う歪んだ愛。
……コレ全て、原作漫画だと主人公ら皆、中学生なので中学生なら人生経験もないし愛情不足と感じたら歪んでしまうと言った思春期で大人の事情も分からない理解出来ない世代だからこそ、成立する理由になると思うんだよね。
でも、実写は高校生設定なのでそう言う理由だとちょっと、ガキ臭いと見えてしまうんだよ。其れなりに高校生の16〜18歳だと中学校の授業(義務教育)を経て経験も相まって“依存”や同一視での違和感は感じる年頃の筈なんだけどな。高校生でも思春期ではあると思うけど。
混沌としてガキだったと思える時代は概ね中学の頃の厨二病くらいに置いていくと思うんだが…と、考えた時にこの設定はやはり無理があるとも思う。実写…高校生ガキにぽい感情。喧嘩してどうにかしようとするのは中学くらいで普通捨てないか?と何度も思ってしまう。
高校生になると中学生位の年代のモヤモヤした感情よりも、大人になりたい…義務教育課程が終わってるからもう卒業しなくても職に就ける!といった必ずしも確約してないが何となくの社会が見えてくる。今の高校生位だとネットも普及してるしどうやって稼いで生きていくか、考えられる。
其れが…この作品だと‘平成’なんだろうけど団地とか出てくる背景が実写だけ見ると昭和感すらある。んん…だから私の年代…アラフォーアラフィフが昭和感否めないユザワヤだとかペヤングだとか…理解出来るそんな背景だった。少なくとも平成生まれじゃないだろ…と思う映画のセット。(※原作漫画だとキャラは令和生まれです…)
本当に私の高校生の時にユザワヤ(前回の血のハロウィン前編で千冬が特攻服の記事を手に入れたお店)や古い喫茶店、ペヤングはあった。ペヤングはもっと言うともっと前に流行った気もせんでもない。平成の生まれの子達は高校生の頃食べましたかねー?
いつの時代もカップヌードルは上位なカップ麺だけど、ペヤングか…とも思った。 今のアラサーアラフォーも?の平成生まれの子達の高校生時代にはもうマック行きまくりだったのでは?
何処か懐かしく感じてしまうこの作品には、アラフォーもアラフィフもついてこれるので、親世代とも漫画やアニメと違う“個”(個性のある)のモノとして楽しめるかもしれません。いや、親子で見ないかもしれんけど、親子で見に行っても良い作品。
親と仲良かったら、是非、レンタルでも地上波でもした時に一緒に見てこの作品の懐かしい探しを親子で楽しめるかと思いますよ。 ちなみに映画2から出てるヒナとのデート先の横浜大桟橋はどの時代も景色は変わらないですが。海だけしかないし。昔と違うのはポケストップの海のポケモンが結構居るところかな…(ゲームアプリ“ポケモンGOの話し)
前編ではヒナを結果的に守れない事で、未来を変えられない事で絶望しそうでしたが、タケミチはそれでも諦めない…で終わり、ヒナの炎上シーンが本当に厳しく痛く写りました。
今回は何度もCMでも流れた通り、マイキー君停止からまた動き出してカズトラをボコり、回想シーン(未来のルート)では殺害までボコるのが本当に血だらけでした。(さすが血のハロウィン…)
マイキーだけでなく、バジの自死のシーンも衝撃だった。Wikipediaでこの映画のジャンル、サスペンスと言うけど…バイオレンスアクションもあるのかも。アクション自体、喧嘩なのでアクションジャンルではないのかもだが。
終わりかたのタケミチが特攻服仕立ててもらって(原作漫画だと皆着てるけどカンパでもチームの特攻服なんて中学生達のお小遣いじゃ無理)『オレは戻らなねぇ…』と言った時に、どうやって映画締めるのかなと思ってたからえぇ?ってなった。
その前の千冬がバジの墓の前でペヤング食べるのは可愛かったけど、ヒナと別れる!ヒナと結局別れるの?何で???え…ヒナと!!!!!!と言うシーンを見た時は私も女として悲しかった。
それは無いわ、タケミチくん。守って生きてて欲しいからこの過去未来往復して探ってきたのに?
“もぅ戻らなねぇ”の選択の時に‘ヒナが危険な目に遭うから別れる’ルートを未来と同じく選択。は?守りながら付き合えよ?コッソリ付き合えよー!
もぅめちゃくちゃ悲しかった。何で…しかも何の解決もしてない終わりかた…いやだ…どうして…辛いぃぃぃい…ってなったからね。
最近のCMでよくあるクライマックスバーン!で終わっちゃってる。クライマックスだったのか!このシーンて!!!と驚いた。
んんんんんんん…もう2度と実写を、作らないとしたら、この終わりかたも“アリ”なんだよね。タイムリープでいくつもの分岐点・選択肢は必須になってくる。
それは今時のアニメ(ラノベ)で言うタイムリープものの様に分岐点はあって“正しい選択を選んだ結果=平和!”と言う終わりかたでは無い。
“この世界(過去に戻って)で自分の為すべき事は…”と考えた時に必ずしも‘答えがわかってる、答えを未来で紐解いたり記憶を思い返したりを繰り返す’のではなく記憶も曖昧で自分が経験してきた‘過去ルートが正しい事すら不明で、思い出すと不明瞭や思い出せないバグはあるけどそれを修正しながら進まず”に“今ある過去をちょっとの未来を思い出しつつ、今出来る知識で27歳のタケミチとして過去の未来を進む”選択肢。
言葉にすると長いんだけど、自分の出来うる力を以って“過去をまず繰り返さない上で未来を変える”。その決意は固いからヒナとも別れ…いやいやいや、“過去を繰り返さない前提”ならヒナとも別れないでヒナと皆を守りなよ!と思う。
そんな選択肢、ヒナじゃなくトーマンの仲間を選んだと捉えられてもおかしくない。何で別れた?納得いかない………。
まぁ、私が女だから大好きな人と両想いなのに別れる選択が27の男として無いわと思うだけ。でも、実年齢27でも“高校生としてこの荷物は抱えきれない”って気持ちも頭では分かるよ。
納得はしたくない。タケミチの言いかたが“俺は此処で見てる、だから戻らない、俺が皆を守ります!”の皆の中に彼女ヒナも入れてよ…。辛い。
ただただ辛いなと言うのがこの東リベ実写版の概ねの感想です!次回作あるとしたら、原作漫画通り何故、タイムリープの力を得たか、そして他の人が使えると言うくだりはやって欲しいです。
じゃないと、納得出来ない…。ただこうゆうヤンキー映画で続編は厳しいのですよね、いつも。クローズもそんなに続いてないし、High &rowくらいじゃないかな続いたのって。東リベ続いたら、伝説になるわ…。
東リベは…この作品見て、ペヤング、懐かしかったし、焼きそば最高だし食べたくなるよね。
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