巨大ハリケーンを体感せよ!2024パニック洋画『ツイスターズ』(ネタバレ)感想

映画

2024年パニック映画。1996年『ツイスター』の続編。前作の要素がありつつ、今回があるらしいが、私は1を見てない。 …が、今回のオリジナル要素が多いので初見でも見れる。 そして、1を見ていた夫が言うには冒頭の対台風の対抗策の素材(ドロシー)は1と同じモノらしい。

さて、体感型アトラクション要素満載のパニックドラマ…“ツイスターズ”此処に極めり⭐︎ 今日も、グランドシネマサンシャインでー4DX+3面スクリーンで見たのでドキドキで最後まで揺れまさに体感の興奮映画だったー。今夏お勧めの作品!(公式ホームページ『ツイスターズ』)

ケイト(デイジー・エドガー=ジョーンズ)は大気を感じていた…風が吹いた時、車の恋人を揺り起こす。初々しいカップル、そして陽気なメンバー。大学のサークルのノリの様な挑戦だが、至ってマジメな“竜巻”を止めると言う大きな活動。

大気を読めるケイト、その恋人ジェブ(ダリル・マコーマック)を筆頭にプラビーン(ニック・ドダーニ)、アディ(キーナン・シプカ)、そしてデータを取ってるハビ(アンソニー・ラモス)。

彼らは、竜巻を…乗りこなすと言う目標で、動いている。竜巻の中に水を吸収する材料等を入れて、竜巻を分解・消滅させる理論。この活動で、実績を出し学校の…いや学会を驚かせスポンサーになってくれる処から出資を募るのであろう。そう言う目的もあった。

大型竜巻に車を突っ込み、データを取ってるハビ以外は4人で車を竜巻の前に止め、車の後ろに付けてる装置をぶっ放す…。 ただ、ケイトがイケると思ったが、竜巻は思ったより規模が大きく、その存在の大きさで装置は横倒しにされる…。

皆で、装置を元通りの位置にし、装置のスイッチを入れるが…規模の大きさに、竜巻の分解は失敗。 4人は車を捨て逃げなければいけない結果に追い込まれる。 橋の高架下まで逃げ込むがその内、1人、また1人と竜巻に呑まれ…ジェブはケイトを抑え身を低くしていたものの…。

生き残ったのはケイトとデータを取るのに前線に居なかったハビのみ…。 5年後ケイトは気象学者になっていたーーー。

ハビはケイトを訪ね、今はスポンサーを経て竜巻のデータを3Dにし出資を募っていたりするが、そのデータを取るには優秀なチームにハビの様な自然の風読みが出来る人物が必要だと、誘いに来た。

ケイトは断るも…嵐の季節を何回も経て、ハビに投げかけられた疑問を自分なりに考え、嵐を無くしたいーと、仕事を1週間休みハビのチームに参加。

嵐の追跡をする為に、ハビからデータ(雨雲レーダー?)を元にケイトは意見を求められるもすぐにはどの竜巻を追うか言えない。ハビは人払いをしケイトは風を読む。

嵐に突っ込む中には多くの配信者もおり、崇拝されてるよな竜巻カウボーイことタイラー(グレン・パウエル)も居た。タイラーもチームを組み‘自然に’風を読むケイトに話しかける。‘どこ出身だい?’‘どうやって風を読む?’と。

ケイトは馬鹿騒ぎするチームの長タイラーには驚きつつも、真面目に答える。

オクラホマ州中部に収束する複数の嵐の進路に東西にあるそれぞれの嵐を追っかけるのを選ぼうとする…。2チームは命がけの戦いをスタートさせます。 果たして波乱の幕開けになった2つのチームは生き残れるか?!?!

巨大ハリケーンを体感せよ!2024パニック洋画『ツイスターズ』(ネタバレ)感想

アメリカ映画でワーナー。他国は7月には公開していた。 日本では今日08/01から!なんと言うパニック!なんと言う圧倒感…そう言わせられる映画は少ないかもしれない。これは間違いなく星4だったりするー。 もう1つ星が付かないのは‘怖いから’…。 ★★★★

2024年現在、夏から…東京では梅雨明けから。他の地方は梅雨前より、線状降水帯で大きなヒョウや、集中豪雨、ゲリラ豪雨、雷雨…。日本で色んな地方が壊滅的に被害を受けている。こんな状況、滅多に無くて令和はどうなってるんだ…と思わざるおえない。

昨今、そんな中、夏になると年々暑くそして、夜でも熱い異常気象…。 例年なら、台風に沿って日本各地での被害が多いイメージ。本当に異常。 そんな中見るこの映画は、怖かった。

ウルトラ4DXで見るパニック映画『ツイスターズ』は災害にトラウマある人にはお勧め出来ない

見た映画館が‘グランドシネマサンシャイン’の4DX+3面スクリーンの巨大迫力シアター(ultra4DX)。前回、クワイエットプレイスデイ1でも利用したシアターでしたが、ホラーもだがこう言うリアルパニック映画はより怖く感じた。

 兎に角、4Dと相性が良すぎなこの映画。より没入感がすぎて…どうして満席じゃないんだ…と思った程です。 ただ!ただ、近年の異常気象で被害に遭った経験がある人はリアル過ぎるこの作品を映画館で見たら吐くのではないか?と思う程です。心配です。

もし、近年の災害経験者で其れを思い出す様なトラウマあるかただけにはお勧め出来ない。では逆に誰向けなのか?

ウルトラ4DXで見るパニック映画『ツイスターズ』は没入体験したい人にお勧め

辛い描写が冒頭からあるので、感情移入しまくる人・災害に遭った事がある人ーにはお勧め出来ない。…ものの、確実に体感型アトラクションとして122分(約2時間)の振動と雨と嵐を体験したい人には、お勧め。 車酔いする人にはーご遠慮もの。

凄い!としか言いようのない、4DXの揺れ、水、風、そして煙…。加えて3面スクリーンでの迫力に目が慣れれば楽しいと思える人には是非…高くても体感し楽しめる筈。 結構、今回、ずっと揺れてます。

自然の脅威に圧倒される2024パニック映画『ツイスターズ』

最初…サークルメンバーの陽気な感じで始まり、また竜巻カウボーイのタイラー達チームの騒がしさで陽気な映画に思えたが、冒頭のケイトの仲間達が亡くなった時点で陰陽が交互にある作品だと言うのは分かっていた。

そうは思うものの、竜巻の凄さに 人が飛ばされてモブが多く竜巻に消える事で自然の脅威にただただ圧倒される処もあった。 

冒頭の恋人との別れも辛いし、ケイトとハビのカフェでのやりとりも結構厳しいもんがあった。人間関係って難しい…とも思うものの、5年経ってるしな。 その後、タイラー出てきてからタイラーがパリピ認識で敵っぽいかなと思った。

だがしかし、タイラーはどんどんケイトの領域に入ってくる…。 結構、タイラーチームもヤバめの陽キャっぽいしブーン(ブランドン・ペレア)に至っては…タイラーとの距離感近すぎてゲイかと思ったよ。

ハビの秀才チームに対してタイラーは対比で寄せ集めメンバーかと思ったら、違うし…。ハリケーンを何回も経験してきたからこそ、取れる所からお金を取って…ハリケーン被害に充てる。そう言うアイディアと、経験で生きてるチームなんだと後に分かるし、結構…皆、天気の事を理解してる。 多分、タイラーの人柄に皆付いてきたし落ちこぼれでは無い…。

タイラーチームの名(迷?)キャメラマンブーンですら、気象学を学んでる様な発言。 タイラーチームは学歴よりも優秀だと思った。 終盤にかけてハビチームの“金絡みの人間性”を聞いてると最悪。

終盤には迫力のハリケーンに加え現実的にドコに逃げるのか?…シーズンオフ?のプールに逃げるは勉強になったし、クライマックスの映画館に逃げるーは、正解っぽい。映画館は耐震強度がある。 私も働いてた際は、3.11で現場に居なかったものの(少しの間足怪我して休んでた時期)、後日の出勤で特に映画館は傷んで無かった。

3.11関係なく、都内の某映画館、新規開店(大きなグループの新店舗…某日本橋)したちょっと後に天井崩れてたけど。工事が甘かったのかな。 耐震強度とは?と思っても工事会社によるのか。 確かにこの映画の様に、天井は1番最初に崩れるかもしれないーと、近年の事例を見て思った。

さて、私は映画に映画館出てくるのが好きなんだけど…この“ツイスターズ”の1の‘ツイスター’も映画館が出てきたらしく(←夫に聞いた)その映画が‘シャイニング’笑だったそうで。今回は‘フランケンシュタイン’?だっけか。これまたふっるい映画だったね。

本気で考えるハリケーンで映画館に逃げ込んだら…どうするか 2024映画『ツイスターズ』考察!?

此処でリアルで考えた事…映画館に逃げたら、どう対処すべきか考えた。 日本で映画館に逃げたらあんなに天井は基本、落ちない。頑丈に出来てる筈! …上記の某映画館の突貫工事の様な仕様は稀だと思う。

基本、防音で出来ているし変な立地に無…都内ならお台場近くの映画館は危なさそう。海沿いの意味…はそう考えると怖い。 ‘映画館’と言う場所を安全と考えて其れ前提だと、大体は屋根は飛ばされないし大丈夫だと思うけど。

万が一、天井が飛ばされた場合、映画ツイスターズの様な場合は、椅子…飛ばされないと思う。 例えば私の勤めていた映画館は4Dが後付けなんだけど(近年の新しく作った映画館であれば最初から4D仕様なんだろうけど)、下の階のシアターに実は振動が響いても天井が落ちた事ないし。

椅子って頑丈だから飛ばされない…とは思うものの、座席交換する時に工具があれば座席の座る部分は外せるので、枠組みの足や座席の背もたれは固くても、座席の座る部分はもしかしたら飛ばされる可能性はあると思う。

リアルで考えたら日本の映画館はミニシアターや海沿いでは無い限り、丈夫そうです。 あと、3.11の後に私のいた映画館に至っては、予備電源がビルに備わってるので…電力も問題なさそう。 やはり、金かかってる様な施設は頑丈だと思う。

映画では映画館の地下を探してたけど、都内でも地下映画館はあんまり無いよね…。思いつくのは渋谷のTOHOくらいかなぁ。 お台場の…アクアシティ側の映画館も1階より下のイメージはあるけど。

映画館の作りは頑丈でもオシャレ感出してガラス張りの作りが心配になるよね…。ガラスが何処まで強化ガラスかによるとは思うけど。 どうでも良い映画館に逃げ込んだらの考察でした。

2024パニック映画『ツイスターズ』の魅力

 クライマックスではリアルな街の崩壊、救出に来る911…ボランティア等よりリアルで海外はハリケーン被害が多いと言う事を目の当たりにした様だった。 やはり、ドラマの作り込み(脚本)に加えてセット〜街全体の大きさ、被害さがリアルに描かれてるのがこの映画の魅力だろう。

勿論、キャラの個々の魅力もあるし、田舎から出てきたシティーガール ケイトも素朴でもなくお天気ヲタクっぽい処でも若くて、過去のトラウマを抱えつつ頑張ってるのがちょっと…私は泣けてきた。

没入感=4Dと言うわけでもなくてさ…リアルな作りの作品が、キャラに感情移入したり頑張れって応援したくなったりするし、この日本の災害も少なからずある昨今を重ね合わせて見てしまうよね。

………今年は特に、正月に能登地震も遭ったし。泣いてしまうよね。国が助けてくれない…動きが遅いこの国が心配になる。泣けてくる。

ハリケーンは実際に頻繁に遭ったらこの国は簡単に潰れるし、ケイトの様に実際、ハリケーンを乗りこなすよりはやっつけると言う夢の様なプロジェクトがあって実際できるなら夢の様だよね。感動する。

冒頭の‘ドロシー’と言う機械にちなんで、ハビチームの“オズの魔法使い”の暗号と言うか車…車両名?3Dスキャンする機械の名前なんだろうか。どれを指すんだろう。その名前も良い。

魅力的な設定、キャラ、ストーリーは‘努力友情勝利’の週間ジャンプ三原則みたい。

エンドロールには、タイラーを追ってる記者ハリーが彼女達を記事にし、有名になった…ハビ・タイラー・ケイトが組んだと言う記事が良いですね。 この終わりかたを私の夫が80年代のエンドロールっぽくて好きと言っていた。

あと、ハビが自分のチームなんてクソ喰らえだ!出資者無視で被災者を助けに行く!と言いタイラーを助けに現れるシーンもエモかったと言っていた。

エンドロール手前ではタイラーとケイトのラブなのかなーってなったけど、恋愛になる脈絡が無いので…いや、ハリウッド作品にはよくある(最近のジェラシックワールドとか…)けど、私個人的には、ケイトはタイラーとハビ両方とも付き合って良いかな…なんて思った。

新しい付き合いかたでも良いかなって笑。 まぁ、恋愛にならんでも良いよねと言う様なラブラブというわけでも無い終わりかたーだったし、ケイトが‘私に顔のtシャツ売れると思う’なんて言うエンドロールも良かったね。

コレはこの作品だけど面白くて完結で良い…。続編要らないわ。 あと、もうワーナーが総力挙げてアトラクション型の案内にしてほしい…。映画館に来る人にこのタイラーTシャツとか着て案内して、‘生き残れるかー体感下さい’とか言って案内してほしい。

あ、そんな感じの映画宣伝無いと思うでしょ?でもソーセージパーティーの映画の時は、配給からソーセージの着ぐるみ来たし、近年のマリオの映画にはマリオ来たでしょ。 この映画もやれば良いのにーってくらい面白かった。

最高でしたけど怖くて泣いちゃった(ないてない)ので星4ですね、私的には(汗)。ーと言うわけで、久々にアタリ映画で良かったです!!!

映画『ツイスターズ』(画像:IMDbより)

ちなみに4Dは吹替版でした⭐︎

映画『ツイスターズ』吹替版キャスト

ケイト・カーター…小芝風花 気象学者でストームチェイサー
タイラー・オーウェンズ…津田健次郎インターネットで有名なストームチェイサー
ハビ…浪川大輔 ケイトの友人、竜巻リサーチ会社のCEO
ブーン…下野紘 ビデオグラファーであり、タイラーのチームのメンバー
キャシー・カーター…八十川真由野 ケイトの母親
リリー…瀬戸麻沙美 タイラーのチームのメンバーでありドローンの操縦士
ハリー…青山穣 ロンドンのジャーナリスト
スコット…江口拓也 ハビのビジネスパートナー
デクスター…田中美央 科学者でありタイラーのクルーの一員
ダーニ…朴璐美 タイラーのクルーの一員のメカニック
ジェブ…伊東健人 ケイトのボーイフレンドであり彼女の竜巻追跡チームのメンバー
プラビーン…仲村宗悟 ケイトの竜巻追跡チームのメンバー
アディ…菊池こころ ケイトの竜巻追跡チームのメンバー。
リッグス…及川いぞう 空港の警察官

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